SF連銀総裁:景気刺激策を積極的に講じ続ける必要ある

米サンフランシスコ連銀のウィリ アムズ総裁は、数年は7%を上回る水準が続くとみられる失業率を押 し下げるため「異例の景気支援策」を連邦準備制度理事会(FRB) は継続すべきだとの見解を示した。

ウィリアムズ総裁は1日にハワイ州で講演。同総裁は「景気刺激 策を積極的に講じ続けねばならない状況であることは明らかだ」と述 べ、「今後、景気回復が弱まったり、インフレ率が2%をかなり下回 る水準で推移し続けた場合は、追加策を講じる必要があろう」との認 識を明らかにした。

同総裁はさらに、「追加の景気刺激策が必要な場合は、住宅ロー ン担保証券(MBS)購入プログラムの再開が最善の方策だろう」と 付け加えた。同総裁は今年の連邦公開市場委員会(FOMC)で投票 権を持つ。

また、今年の経済成長率を2.25%、来年は2.75%と予想した 上で、「これより悪化するリスクはある」と述べ、欧州債務危機が最 大の難題になる可能性に言及した。

失業率については、景気が改善しても来年も8%を超える水準に とどまり、その後数年は7%超で推移するとの見方を示した。FRB 当局者は最大限の雇用が実現されたときの自然失業率を5.2-6% と予測している。1月の失業率は8.3%。

QE3

ウィリアムズ総裁は質疑応答で、量的緩和第3弾(QE3)に踏 み込むかどうかは経済動向次第だと説明し、QE3が「議題から外れ たわけでは全くない」と述べた。FRBが景気刺激措置を解除するの は「数年」先になるだろうとも指摘。その上で、金利は変更しても期 待される効果を発揮するまで時間がかかると説明し、自身としては経 済が完全雇用を達成するまで利上げを待つことはないとも語った。

ウィリアムズ総裁は記者団に対し、欧州の危機収束に向けた動き は「ある程度の下振れリスクの軽減」を意味するものの、「私の見通 しはここ数カ月間では大きく変化していない」と話した。米国の景気 回復はまだ「広範」なものにはなっていないとも述べ、自動車メーカ ーなど製造業は成長を取り戻しているものの、住宅市場は「全く大し た回復を示していない」と続けた。

原題:Williams Says Fed Should ‘Vigorously’ Provide Economic Stimulus

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