【個別銘柄】月次堅調で百貨店高い、不動産や海運上昇、ヤフー堅調

きょうの日本株市場で、価格変動材 料の出た銘柄の終値は以下の通り。

百貨店株:エイチ・ツー・オーリテイリング(8242)が前日比5.1% 高の655円、J.フロントリテイリング(3086)が3.2%高の420円、 三越伊勢丹ホールディングス(3099)が2.9%高の936円など。百貨 店各社の2月売上高速報が1日に公表され、H2O傘下の阪急阪神百 貨店の既存店は前年同月比0.1%増、三越伊勢丹は同0.2%増、Jフロ ント傘下の大丸松坂屋百貨店は同1.2%増となった。大丸松坂屋では、 気温が平年を下回る日が続き、春物衣料の動きは鈍かったものの、梅 田店の伸長、美術・宝飾品の好調などが寄与したといい、全般的な売 り上げ堅調を評価する買いが入った。

不動産株:住友不動産(8830)が4.3%高の1906円、タカラレー ベン(8897)が8.9%高の635円など。東証1部33業種で不動産は上 昇率1位。ドイツ証券では1日付のJ-REITに関するリポートで、 12年に入り、日本の不動産市場のファンダメンタルズが株価に追いつ こうとしているが、不動産・JREITセクターの上昇はこれからが 本番で、上昇余地は大きいとの見方を示した。東証REIT指数も

1.1%高の952.82と反発。

海運株:川崎汽船(9107)が7.6%高の184円、日本郵船 (9101) が2.9%高の246円など。アジア-欧州間のコンテナ船の価格指数が 1日、前週比で2.1倍に跳ね上がったと海運専門コンサルティング会 社Drewry Shipping Consultantsが発表。野村証券では、世界のコン テナ各社が表明していたアジア-欧州航路の値上げを1日から開始し た、と指摘。5月に向けて値上げが続くことから、短期的に株価は底 堅いとの見方を示し、業界判断の「強気」を確認した。

ヤフー(4689):5.4%高の2万6940円。同社は1日、6月に井上 雅博社長が退任し、後任に宮坂学執行役員が昇格すると発表。経営体 制の大幅な若返りを図ることで、よりアグレッシブな成長戦略に向け て舵を切る。経営改革の推進を見込む買いが優勢となった。

資源関連株:三井物産(8031)が1%高の1402円、国際石油開発 帝石(1605)が1.4%高の57万3000円、石油資源開発(1662)が1.7% 高の3930円など。サウジアラビアでのパイプライン爆発の報道を受け、 1日のニューヨーク原油先物4月限は前日比1.7%高の1バレル=

108.84ドルと続伸、フロア取引終了後の電子取引では、昨年5月以降 で初めて1バレル=110ドルに乗せた。関連企業の業績押し上げ期待 が広がった。

住友商事(8053):1.7%高の1211円。インドネシアの民間発電事 業デベロッパーと仏エネルギー大手のGDFスエズと共同で、インド ネシアで大規模な地熱発電事業に乗り出す、ときょう発表。2016年を めどに地熱発電所の完工を目指し、30年間にわたる長期売買契約を同 国国営電力会社と締結した。2日付の日本経済新聞朝刊によると、総 事業費は約15億ドル(約1215億円)といい、将来的な収益への貢献 を期待する買いが入った。

ルネサスエレクトロニクス(6723):2.2%安の533円。SMBC 日興証券は1日、目標株価を550円から450円に引き下げた。投資判 断「2(ニュートラル)」は継続。12年3月期の会社計画の大幅下方 修正などを踏まえ、13年3月期の連結営業損益予想を140億円の黒字 から150億円の赤字に、14年3月期を300億円の黒字から150億円の 黒字に減額修正した。アナログ&パワーやSoCなどの事業環境が厳 しくなるとみている。

ローソン(2651):2.9%高の4875円。新規出店や生鮮品取り扱い 店舗の増加による増収、利益率の高いPB商品拡充による採算改善な どで、2013年2月期の連結営業利益は過去最高を更新しそうと2日付 の日経新聞朝刊が報道。好業績期待が広がった。

カカクコム(2371):2.4%安の2247円。バークレイズ・キャピタ ル証券は1日、投資判断を「オーバーウエート」から「イコールウエ ート」に、目標株価を3500円から2600円に下げた。価格比較サイト の売上高が11年3月期までは年率30%以上の成長をしていたが、減 速感が出てきたと指摘。今後は年率7.5%程度でとどまるとみる。

船井電機(6839):3.7%高の1889円。12年3月期末に1株当た り10円の会社設立50周年記念配当を実施、普通配の40円と合わせ年 50円配にすると1日に発表。株主還元姿勢を好感する買いが入った。

マキタ(6586):2.9%高の3360円。クレディ・スイス証券では1 日、為替前提を円安方向に見直したことに伴い、同社の13年3月期の 連結営業利益予想を従来の490億円から540億円に上方修正、目標株 価を3400円から3750円に引き上げた。投資判断の「アウトパフォー ム」は継続。

パーク24(4666):3.1%高の1027円。大和証券キャピタル・マ ーケッツは1日、投資判断「1(買い)」、目標株価1200円を継続した。 先に公表された12年10月期第1四半期決算では、開発ベースは鈍化 が見られるものの、大型案件の寄与などで改善に向かうとの見解を示 唆。カーシェアリングも車両投入が先行し、下期からの収益化が期待 されるとした。

島津製作所(7701):1.3%高の719円。三菱UFJモルガン・ス タンレー証券では1日、為替前提を円安方向に見直したことにより、 12年3月期の連結営業利益予想を従来の181億円から189億円、13 年3月期を193億円から203億円、14年3月期を215億円から229億 円に上方修正した。足元の民需の減速感などから、13年3月期上期ま で収益モメンタムは弱いとみるが、同下期からは新興国向け新製品の 投入などを通じ、収益拡大と株価再評価の可能性が高まると予想した。

ポイント(2685):1.5%安の2986円。2月の既存店売上高は前年 同月比11.4%減だった、と1日に発表。全国的に気温の低い日が多く、 春物の販売が苦戦した。12年2月期累計では、前期比4.2%減。月次 の前年比2けたの減少は震災発生の昨年3月以来で、足元の厳しい業 況を懸念する売りに押された。

アーク(7873):主力の大証ジャスダック市場で13%高の93円。 国内、欧州での市況回復、国内金型・成形事業を中心とした固定費削 減が寄与し、12年3月期の連結営業利益は前期比78%増の50億円と、 従来計画の40億円から上振れるもようと1日に発表。足元の収益性改 善が好感された。

メガネトップ(7541):1.8%高の831円。2月度の既存店売上高 は前年同月比12.2%増だった、と1日に発表。足元の業況堅調を好感 する買いが先行した。

テラプローブ(6627):1.7%安の565円。経営破綻したエルピー ダメモリ向け債権に取り立て不能・遅延の恐れが生じ、貸倒引当金の 計上で特別損失が発生する関係で、これまで1株当たり10円を計画し ていた12年3月期末配当を無配に変更すると1日に発表。厳しい収益 事情が嫌気された。

豆蔵OSホールディングス(3756):25%高の14万5600円。3月 末株主を対象に、1株を3株に分割すると1日に発表。最低投資価格 の引き下げに伴う新規投資家の流入、株式流動性の向上を見込む買い が膨らんだ。東証マザーズ市場の上昇率1位。

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