PIMCOがアクティブETF-グロース氏の新たな挑戦

米パシフィック・インベストメン ト・マネジメント(PIMCO)は、旗艦ファンドである「トータル・ リターン・ファンド」の上場投資信託(ETF)版を投入した。同 ETFはアクティブ型。著名ファンドマネジャー、ビル・グロース氏の 運用でアクティブETFの需要喚起を狙う。

PIMCOの「トータル・リターンETF」は1日にTRXTのテ ィッカーコードで取引が開始された。ETF市場はパッシブ型が主流 で、同型は1兆ドル(約80兆円)余りの資金を集めている。

グロース氏は2月29日の電話インタビューで、「2-3年にわたっ て社内で議論を重ねてきた」と説明。「難題であるのは明らかだ。惨敗 するかもしれないし、1年後あるいは2、3年後にライオンのように雄 たけびを上げ、最大のETFになっているかもしれない」と話した。

グロース氏が手掛けるこの新たな投資商品は、ETFが持つ取引の 柔軟性とアクセスのしやすさに、アクティブ運用の株式・債券選別能力 を組み合わせた。米国で登録されたETFの資産は計1兆1300億ドル規 模だが、アクティブETFの割合はその0.5%未満にとどまっており、 今回の商品は投資家の関心を測るテストケースとなる。アクティブ ETF市場では現在ブラックロックやレッグ・メイソンなど少なくと も20数社がシェア争いをしており、拡大余地がある。

米調査会社ストラテジック・インサイトのシニア調査アナリスト、 ローレン・フォックス氏は電話取材に対し、「PIMCOの参入は、こ こ数年の業界における最も重要な出来事だ」と評価。トータル・リター ンETFは「価格に敏感な小口投資家」を引き付けると予想した。

グロース氏は1日、ブルームバーグテレビジョンの番組「サーベイ ランス・ミッドデー」でトム・キーン司会者のインタビューに応じ、パ ッシブ型ETFのリターンが2%程度なのに対し、トータル・リターン ETFは3.5%が狙える可能性があると述べた。

原題:Gross Fund on Stock Exchange Marks Biggest Test for Active ETFs

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