NY原油、引け後に110ドル台-サウジのパイプライン爆発報道

ニューヨーク原油先物相場は続伸。 フロア取引終了後の電子取引では、昨年5月以降で初めて1バレル =110ドルを突破した。サウジアラビアでパイプラインが爆発したとの 報道が材料。

エネルギー関連の商品に重点を置くヘッジファンド、アゲイン・キ ャピタル(ニューヨーク)のパートナー、ジョン・キルダフ氏は、パイ プライン爆発の報道が中東の英文ウェブサイトに掲載されたとして、引 け後の価格上昇を説明した。

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物4月限は前日 比1.77ドル(1.65%)高の1バレル=108.84ドルで終了した。引け後の 電子取引では一時、110.55ドルまで上昇。ニューヨーク時間午後3時36 分現在では109.99ドル。

米国がイランに核開発プログラムを中止するよう圧力を強めたこと や、経済指標の改善で燃料需要の拡大が示唆されたことが日中の価格上 昇の背景。

米国はイランに核開発を中止させるため、イスラエルとともにイラ ン攻撃に踏み切る可能性があると米当局者が警告した。米労働省が発表 した先週の新規失業保険申請件数(季節調整済み)は前週から減少し、 4年ぶりの低水準となった。米連邦準備制度理事会(FRB)が前日発 表した地区連銀経済報告(ベージュブック)では、住宅市場について 「大半の地区で幾分か改善した」との判断が示された。

アドバイザリー・リサーチ(シカゴ)のマネジングディレクター、 マシュー・ドウアティ氏は「イランに関しては今後数日間が極めて重要 となりそうだ」と指摘。「労働市場は改善しつつあり、住宅市場にも明 るい兆しが見え始めている。この2つのセクターは過去数年間にわたっ て経済の重しになってきた」と述べた。

原題:Oil Advances to $110 on Report of Saudi Pipeline Explosion (抜粋) 原題:N.Y. Oil Rises Above $110 a Barrel for First Time Since May (抜粋)

--取材協力:Grant Smith.

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