欧州株:上昇、スペインとフランス入札好調-ビベンディ急落

1日の欧州株式相場は上昇。スペイ ンとフランスがこの日実施した国債入札が好調だったことや、米国で失 業保険申請件数が4年ぶり低水準に並んだことが好感された。

世界最大の水道事業会社、フランスのベオリア・エンバイロメント が2008年10月以来の大幅高。人材派遣最大手、スイスのアデコも高い。 予想を上回った決算が材料視された。一方で、仏メディア大手ビベンデ ィは9年ぶり大幅安。2014年に入るまで増益を期待できないとの同社見 通しが嫌気された。

ストックス欧州600指数は前日比1%高の267.06で終了。2月 は3.9%上昇し、前日までの年初来で8.1%値上がり。1-2月として は1998年以来の大幅高となった。ユーロ圏が債務危機を封じ込めるとの 楽観や、予想を上回る米経済指標が株価を支えてきた。

TTNのヘッジファンド・マネジャー、トルンティン・グエン氏 (チューリヒ在勤)は「スペインの入札もうまくいき、イタリア国債の 利回りが2%を下回っているのは非常にプラスだ」と指摘。「これが全 体のセンチメントに好影響を与えている」と述べた。

スペインとフランスは入札で計125億ユーロ(約1兆3500億円)相 当を発行。欧州中央銀行(ECB)が前日に3年物オペの応札額を発表 しており、同中銀から銀行への長めの資金供給が国債需要を支えたもよ う。イタリア2年債利回りはこの日、2010年10月以来で初めて2%を下 回った。

米労働省が発表した先週の新規失業保険申請件数(季節調整済み) は、前週から2000件減少して35万1000件。2月10日までの週と並び、08 年3月以来の水準に並んだ。

この日の西欧市場では、ノルウェーを除く17カ国で主要株価指数が 上昇。ブリュッセルで開かれたユーロ圏財務相会合は、ギリシャの債務 交換のための欧州金融安定ファシリティー(EFSF)債の発行を承認 した。

ベオリアは15%高の10.55ユーロで終了。アデコは8.5%上げ て49.18スイス・フラン。ビベンディは10%下げて14.50ユーロ。米ムー ディーズ・インベスターズ・サービスが格付けをジャンク級に引き下げ た仏プジョーシトロエングループ(PSA)は3.9%安の14.47ユーロで 取引を終えた。

原題:European Stocks Advance as Spanish, French Borrowing CostsFall

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE