ギリシャ10年債、額面の20%割れ-集団行動条項の発動を警戒

1日の債券市場で10年物ギリシャ国 債の価格が額面の20%を割り込み、過去最安値となった。債務減免に応 じない債権者に損失を強要するためギリシャ政府が集団行動条項 (CAC)を発動することへの警戒が背景にある。

ギリシャ債(表面利率5.9%、2022年10月償還)の価格は額面1ユ ーロに対して0.1914ユーロ。国際スワップデリバティブ協会 (ISDA)の判定委員会はこの日、ギリシャ国債を保証するクレジッ ト・デフォルト・スワップ(CDS)の決済を引き起こす信用事由は発 生していないとの判断を下したが、ギリシャ国債は下落している。 ISDAは発表文で、状況はまだ「展開しつつある」とし、将来にはギ リシャ債CDSの決済が必要と判断する可能性もあると説明した。

ドイツ銀行の欧州債券戦略責任者、モヒト・クマール氏(ロンドン 在勤)は、「市場が今注目しているのはCAC発動が信用事由になるの かどうかだ」とし、「この点をめぐる不透明感があるが、ISDAもこ れが発生した後にしか判断できない。市場の共通認識はCACが発動さ れればそれは信用事由だというものだ」と話した。

--取材協力:Abigail Moses.

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