スペインとフランスの入札、ECB効果で需要-利回り低下

スペインとフランスは1日の国債入 札で合わせて125億ユーロ(約1兆3500億円)相当を発行した。欧州中 央銀行(ECB)の流動性供給が需要を押し上げ、両国とも調達コスト は低下した。

スペインは目標上限に一致する45億ユーロ相当を発行した。フラン スも79億9000万ユーロと、ほぼ目標額通りを調達した。フランスの入札 全体の応札倍率は2.5倍だった。

ECBがユーロ圏の銀行に貸し付けた長期資金1兆ユーロの少なく とも一部が国債市場に流れ込み、域内債務危機の緩和に役立っているこ とがうかがわれる。ECBは2月29日、2回目の3年物資金供給オペで 域内800銀行に計5295億ユーロを供給すると発表。昨年12月の初回に は523行が4890億ユーロを借り入れた。

ニューエッジ・グループのストラテジスト、ビル・ブレーン氏(ロ ンドン在勤)は「銀行は投資する資金がたっぷりあるので、入札が好調 なのは当然」とした上で、「長期的な見通しはそれほど確実ではない」 と語った。

スペインの19億ユーロの3年債(2015年7月償還債)の平均落札利 回りは2.617%と、2月16日の入札での3.332%を下回った。14年4月償 還債の利回りは2.069%。16年償還債は3.376%(1月19日 は4.021%)。

3年債の応札倍率は2.37倍。2月16日の入札では2.19倍だった。14 年4月償還債は2.81倍。16年償還債の応札倍率は2.59倍(1月19日 は3.24倍)。

フランスの10年債(表面利率3%、2022年4月償還)39億2000万ユ ーロの平均落札利回りは2.91%。2月2日の入札では3.13%だった。フ ランスは5年物と6年物、15年物も発行し、利回りはすべての年限で低 下した。

原題:Spain, France Sell EU12.5 Billion of Bonds as ECB Spurs Demand

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