IMF:新興国中銀による為替介入は有効な手段-報告書

為替介入は政策金利とともに新興市 場の中央銀行にとって有効な手段だと、国際通貨基金(IMF)スタッ フがまとめた報告書で指摘した。

報告書は新興諸国について、物価が不安定だった過去を踏まえ、多 くの国はインフレ期待を固定しておくためインフレ目標を設定する政策 を選択してきたと指摘。為替レート管理に照準を定めた2つ目の政策手 段を公に採用することは、中銀の信頼を損ねるのではなく、むしろ高め る公算が大きいと報告書は分析している。

報告書はジョナサン・オストリー調査副局長らが執筆したもので、 同副局長らは「持続的で安定した成長を実現するには、政策当局者は消 費者物価の安定以外の手段も講じる必要があり、自由に利用できる手段 は政策金利の他にもあるということを、われわれは危機から学んだ」と 指摘。新興市場には「可能性としてはインフレと為替相場という2つの 政策目標が存在する」と説明している。

為替のボラティリティ(変動性)を無視した場合、新興市場は高い 代償を支払わざるを得なくなると報告書は言及。さらに「資金フローが 突然急増し、中期的な価値を上回る水準に通貨が一時的に急上昇し、そ れが景気に影響した場合」、インフレ目標があるとしても、「為替介入 は最適な手段になり得る」との認識を示した。

--取材協力:Matthew Bristow. Editors: Gail DeGeorge, Kevin Costelloe

参考画面: 翻訳記事に関する翻訳者への問い合わせ先: 東京 山口裕子 Yuko Yamaguchi +81-3-3201-8984 yuyamaguchi@bloomberg.net Editor:Yoshito Okubo 記事についての記者への問い合わせ先: ワシントン Sandrine Rastello +1-202-654-4318 srastello@bloomberg.net 記事についてのエディターへの問い合わせ先: Chris Wellisz +1-202-624-1862 cwellisz@bloomberg.net

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