米グッゲンハイム、ドイツ銀資産運用部門の買収なら規模5倍

ドイツ銀行の資産運用ビジネス買収 を狙っている米グッゲンハイム・パートナーズは、買収実現で運用規模 が5倍になり、国際的な大手運用会社に対する競争力を高めることがで きる。

1250億ドル(約10兆円)を運用するグッゲンハイムは、ドイツ銀の 約4000億ユーロ(約43兆円)の運用資産を持つ部門を買収することで、 運用資産は6600億ドルを超え、レッグ・メイソン(1月末時点で6310億 ドル)やフランクリン・リソーシズ(同7040億ドル)に肩を並べること になる。

ドイツ銀は28日、資産運用部門の売却に関してニューヨークとシカ ゴに拠点を置くグッゲンハイムと独占的に交渉していることを明らかに した。事情に詳しい複数の関係者によると、同部門をめぐってはオース トラリアのマッコーリー・グループなどの企業も獲得を目指していた。 エンジェルス・インベストメント・アドバイザーズ(カリフォルニア州 サンタモニカ)のマイケル・ローゼン最高投資責任者(CIO)は、こ れほどの大型買収を成功させ、事業を統合するのは容易ではないと指摘 した。

ローゼン氏は電話インタビューで「このような規模の買収で成功し た事例はあまりない」と述べ、「単一の投資文化を浸透させて維持する ことは非常に大変だ」と語った。

ドイツ銀の売却対象資産には、機関投資家顧客の1630億ユーロの資 産を管理・運用するDBアドバイザーズやドイチェ・インシュアラン ス・アセット・マネジメント(運用額1420億ユーロ)、不動産・インフ ラ投資を専門にするRREEF部門(同450億ユーロ)、投資信託部門 DWSの米州部門(同420億ユーロ)が含まれる。

グッゲンハイムは1840年代に渡米し、鉱山・精錬業で財産を築いた スイス系ユダヤ人、マイアー・グッゲンハイム氏の一族に関係してい る。ひ孫にあたるピーター・ローソン・ジョンストン氏が2000年に一族 の資金を基に創立。金融サービス会社として資産運用や投資銀行サービ スを提供している。

原題:Guggenheim Aims to Quintuple Size in Bid for Deutsche Bank Units (抜粋)

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