ゴールドマンの幹部1人が新たに捜査対象-関係者

ゴールドマン・サックス・グループ 社員が絡んだ疑いのあるインサイダー取引に関する米当局の捜査で、同 行マネジングディレクター1人が新たに捜査対象となったことが事情に 詳しい関係者の話で分かった。ヘッジファンドのガリオン・グループ共 同創業者ラジ・ラジャラトナム被告に関する裁判でこの幹部の名前が浮 上したという。

新たに捜査対象となったのは、ニューヨークでアジア株式セールス を担当し特に台湾に注力するデービッド・ローブ氏。情報が非公開であ ることを理由に同関係者が匿名で語った。他の関係者によれば、2月に は先にゴールドマンの台湾担当アナリスト、ヘンリー・キング氏も米連 邦捜査局(FBI)の捜査を受けており、この問題での同行の対象者は ローブ氏で2人目だという。

ゴールドマンは28日に当局に提出した資料で、捜査に「全面的に協 力」していると説明した。米当局は5年に及ぶ大規模なインサイダー取 引捜査で、対象を従来のヘッジファンドやコンサルタント、米テクノロ ジー企業から、米国とアジアの銀行幹部へと拡大している。

ラジャラトナム被告の裁判で、同被告の弁護団は陪審員に対し、ガ リオン社長を務めたリチャード・シュッテ氏の2008年7月のカレンダー の1ページを提示した。それには、シュッテ氏とラジャラトナム被告 が、ゴールドマンのゲーリー・コーン社長とローブ氏との間で2時間に わたって昼食会を開いたことが示されているという。

ローブ氏にコメントを求めるメールを送ったが現時点で返答はな い。ゴールドマン広報のマイケル・デュバリー、FBI報道官のピータ ー・ドナルド両氏は共にコメントを控えている。

--取材協力:Christine Harper.

参考画面: 翻訳記事に関する翻訳者への問い合わせ先: 東京 松井 玲 akira matsui +81-3-3201-7540 akmatsui@bloomberg.net

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