中国株は中国人民銀行(中央銀 行)による預金準備率の引き下げを買い材料に、6週連続で上昇する 可能性があるとの見方を米バンク・オブ・アメリカ(BOA)と中国 の大衆保険が示している。

人民銀は18日ウェブサイト上に掲載した声明で、市中銀行に求 める預金準備率を24日から50ベーシスポイント(bp、1bp=

0.01%)引き下げると発表した。引き下げはこの3カ月で2回目。経 済成長を後押しするため当局が昨年11月30日以来2度目の預金準備 率引き下げに踏み切るとの観測を受け、中国株の指標である上海総合 指数は先週0.2%上昇。5週連続の値上がりで、2010年11月以来最 も長い上昇局面となっている。

大衆保険のファンドマネジャー、呉侃氏(上海在勤)は「株式市 場は預金準備率引き下げにプラスの反応を示すだろう」と述べた上で、 「流動性の面で転機が訪れた。われわれとしてはこうした措置により 景気減速に歯止めがかかるかどうかを見極めたい」と語った。

昨年末までの2年間で合計33%値下がりした上海総合指数は、年 初から7.2%上昇。ただ、上昇率はMSCI新興市場指数の16%や、 香港に上場する中国本土銘柄で構成されるハンセン中国企業株(H株) 指数の18%に後れを取っている。

ブルームバーグが集計したデータによれば、上海総合指数の予想 株価収益率(PER)は9.7倍と、MSCI新興市場指数の10.7倍 を下回る。シティグループの中国調査責任者、沈明高氏は13日のリ ポートで、中国当局が今後数カ以内に金融緩和に踏み切れば、人民元 建てA株は世界的な株高に追い付くだろうとの見方を示した。

「驚き」

BOAメリルリンチの香港在勤エコノミスト、陸挺氏はリポート で、「市場は昨年末から預金準備率の引き下げを待っていた」とし、 「今回の引き下げにはある程度の驚きがあり、今週の市場にとって明 らかにプラスだろう」と記した。

1-3月(第1四半期)中の準備率引き下げを予想していた同氏 は、年内にあと2回引き下げられるとみている。BOAは米誌インス ティチューショナル・インベスターの昨年のアジア調査部門ランキン グで首位を獲得した。

--Allen Wan. Editors: Nicholas Wadhams, Darren Boey

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