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米ウィン・リゾーツ:筆頭株主ユニバEの持ち株を買い戻し-贈賄主張

カジノ運営の米ウィン・リゾーツ は19日、国内パチスロ機メーカー大手、ユニバーサルエンターテイン メントの米子会社アルゼUSAが保有する株式を市場価格の31%下回 る価格で買い戻した。ウィン社の取締役を務める岡田和生氏の辞任も 求めている。ウィン社の調査で、フィリピン・カジノ当局者に対する ユニバE社の贈賄が発覚したことを受けた措置。

ウィン社が発表した声明によれば、ウィン社の調査委員会は岡田 氏がフィリピン当局者に11万ドル相当の贈賄をしたことが米の腐敗防 止法に抵触していると主張している。

ウィン社はアルゼUSAが保有する2400万株を買い戻し、19億ド ルの約束手形を発行した。米ニューヨーク市場での17日株価終値は 112ドル69セントで約20%保有するアルゼUSAの評価額は27億 6000万ドルにのぼると計算できるため、市場価格を31%下回る価格で 買い取ったことになる。

ブルームバーグ・ニュースの電話取材に対し、ユニバーサルエン ターテインメントの堀内信之氏はコメントを控えた。

ウィン・リゾーツのステファン・ウィン氏と筆頭株主の岡田氏と の争いは激化している。岡田氏は先月、ウィン社の資金使途に関する 情報へのアクセスを求める訴訟を起こした。今月に入り米証券取引委 員会(SEC)もウィン社にマカオ大学への寄付について情報を開示 することを求めていた。

テルジー・アドバイザリーグループのクリストファー・ジョーン ズアナリストは、ブルームバーグ・ニュースの電話取材で、一般株主 の立場からみれば係争はないことが望ましいとしながらも、「岡田氏の 関与が事実だとすれば、ウィン氏は株主の立場からみれば正しいこと をしていることになる」と話した。

ユニバーサルエンターテインメントの株価は20日の株式市場で、 ウィン社の発表などを受けて一時、ストップ安となる前週末比21%安 の1516円と急落。午前9時45分現在、同355円(19%)安の1561円。

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