コンテンツにスキップする

ボルカールール生みの親が反論-「流動性が利益もたらすと限らない」

【記者:Yalman Onaran】

2月14日(ブルームバーグ):ポール・ボルカー元米連邦準備制度 理事会(FRB)議長は、自らの名前を冠する「ボルカールール」が資 本市場の取引活動抑制につながるという批判について、取引高が増えれ ばリスクテークがさらに大きくなる可能性を無視していると反論した。

ボルカー氏(84)は13日に監督当局に提出した書簡で、銀行の自 己勘定取引を規制するボルカールールを擁護し、「市場の流動性が常に 一般国民に利益をもたらすという前提に立つべきではない。ある時点に おいて大量の流動性あるいはそれについての認識それ自体が投機的な取 引を助長することが考えられる」と指摘した。

銀行業界はボルカールールが顧客の取引仲介を制約することで流動 性を減少させ、投資家の取引コストと企業の借り入れコストを押し上げ ると主張。民主党が両院で多数を占める時代に成立した金融規制改革法 (ドッド・フランク法)の一部であるボルカールールを議会共和党も批 判している。

ボルカー氏は「ここ数年の金融危機で内外の大手商業・投資銀行は 驚くほど巨額のトレーディング損失を被った。その結果、重要な銀行の 安定が脅かされ、これが歴史的規模の金融危機の発生につながった」と くぎを刺した。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE