米アマゾン10-12月期:売上高は予想下回る-経費増加で減益

インターネット通販最大手、米アマ ゾン・ドット・コムの昨年10-12月(第4四半期)決算は57%減益とな り、売上高もアナリスト予想を下回った。配送費増に加え、タブレット 型端末「キンドル・ファイア」の赤字採算が収益を圧迫した。

31日の発表資料によると、純利益は1億7700万ドル(約130億円、 1株当たり38セント)と、前年同期の4億1600万ドル(同91セント)か ら減少。ブルームバーグがまとめたアナリスト予想平均は1株当たり16 セントだった。売上高は35%増の174億ドル。アナリスト予想は183億ド ルだった。

アマゾンのジェフ・ベゾス最高経営責任者(CEO)は利益率を圧 縮して成長を追求する方針を取っており、無料配送や割引価格でのキン ドル販売で顧客増を狙っている。こうした方針を受けて投資家は力強い 売り上げの伸びを見込んでいたが、今回の決算結果は失望をもたらす内 容だったと、BGCパートナーズのアナリスト、コリン・ギリス氏は分 析している。

アマゾンの株価は時間外取引で一時、11%安となった。通常取引終 値は194.44ドル。株価はこの1年間で15%上昇している。

営業利益の見通し

1-3月(第1四半期)の営業利益についてアマゾンは、2億ドル の赤字から1億ドルの黒字の範囲になるとの見通しを示した。アナリス ト予想は2億6810万ドルだった。売上高は120億-134億ドルを見込んで いる。アナリスト予想は134億ドル。

商品をアマゾンのサイトで販売する第三者の売り手からの収入は増 える傾向にある。こうした販売での利益率は比較的高いが、アマゾンが 商品を直接販売するほどの収入はもたらさない。こうした第三者の売り 手へのシフトを背景に、10-12月期の1株利益は予想を上回った。

一方、顧客が年間79ドルを支払えば2日間の配達を無制限で受けら れるサービス「プライム」が、年末の買い物シーズンの経費を押し上げ たと、オッペンハイマーのアナリスト、ジェーソン・ヘルフスタイン氏 はみている。

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