デンマークの銀行危機は悪化、さらなる破綻の恐れも-金融監督庁

デンマークの金融監督庁は、同 国の銀行危機が悪化しつつあり、破綻増加につながる恐れがあると警 告した。農家や小企業向けの融資の不良化や、不動産市場が回復でき ていないことが理由としている。

同庁のノドゴー長官は30日のインタビューで、「今後12-18 カ月以内にソルベンシー(支払い能力)問題に陥るリスクがあると考 えられる金融機関が少数ある」と説明。さらに、「問題を抱える銀行 の数が考えられていたよりも少なくなるとの見方は、ここしばらく出 てきていないと思われる」と続けた。

デンマークは2007年に破裂した不動産バブルからいまだに回復 しておらず、消費者が支出を切り詰める中で企業が打撃を受けている ほか、農家は融資の返済に苦しんでいる。この日の発表によれば、住 宅価格は昨年11月、前年比で8.5%下落した。昨年は不良化した不 動産ローンの影響で3行が破綻。うち2行では優先債権者に損失が発 生し、資金調達難が悪化した。

ノドゴー長官は、支払い不能と判断されるリスクを抱える銀行は、 デンマークの金融業界全体の約3%に相当すると語った。

デンマークでは昨年、地銀のアマゲルバンケンとフィヨルドバン ク・モースが破綻。農家および不動産向け融資が不良化したことが背 景にある。

ノドゴー長官は、農業部門は債務返済に苦しんでおり、銀行は農 家向けの融資に絡み一段の損失に直面していると指摘した。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE