ポルトガルをギリシャにしないために-市場で高まるECBへの期待

ギリシャと同様にポルトガルも デフォルト(債務不履行)回避に2回目の救済が必要になるとの観測 が広がる中で、欧州中央銀行(ECB)が債務危機への対応を強化す ることへの期待が強まっている。

ECBの行動は欧州株の反発にも寄与すると、MKMパートナー ズのチーフエコノミスト、マイケル・ダーダ氏は期待する。「ユーロ 圏の大型株は、出発点の低さから見て今年20-30%の上昇余地があ る」と同氏は30日のリポートで指摘。金融環境は改善したとし、 「ECBがアクセルを踏み続けさえすれば、これが続かない理由はな い」と続けた。

ECBのドラギ総裁は2月に、2回目の3年物資金供給を計画し ている。昨年12月の初回オペでは4890億ユーロを供給した。この 措置や利下げが奏功しスペインとイタリアの国債利回りは下がったが、 ポルトガルの状況は改善していない。

ポルトガル債をクレジット・デフォルト・スワップ(CDS)で 保証するコストは30日に過去最高となり、10年債利回りもユーロ 導入後の最高の17.4%近くに達した。

INGグループの先進市場債券・金利戦略責任者、パドライク・ ハービー氏(アムステルダム在勤)は「この数カ月で差別化が進んだ」 と言う。

ECBの大量資金供給の後、スペインやイタリア国債に対するポ ルトガルの10年債の利回り格差は拡大した。一方、スペインとイタ リアは今年に入って、400億ユーロ以上を最近数カ月前よりも低い 金利で調達している。

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