米自動車販売台数:今年は6%超増へ-3年連続で需要拡大か

米デラウェア州ウィルミントンに 住むマーサ・パターソンさんは1990年代に不動産販売業を始め、米国 の住宅市場が崩壊するまで5、6年ごとに自家用車を買い替えてきた。 その後は独フォルクスワーゲンの「パサートGLS」を約10年保有し ていた。昨年6月までのことだ。

歩合制の売上高が年500万ドル(約3億8200万円)から100万ド ルに落ち込んだと言うパターソンさん(50)は、「新車が欲しいが、収 入が安定していないときには本当に良い取引をするのは難しい」と話 す。彼女は2001年型車を新型「シボレー・マリブ」に買い替えた。

パターソンさんのように多くのユーザーが自家用車の買い替えを 先延ばしした。R・L・ポルクによれば、米国では乗用車とトラック の平均利用年数が過去最長の10.8年となっており、アナリストらは繰 り延べ需要が今年1月の販売を押し上げると見込んでいる。こうした 状況を反映し、3年連続での需要増となり、米国での販売台数がピー クだった2000年以降で最長の市場拡大局面になるとの想定だ。

ブルームバーグがアナリスト14人を対象にまとめた調査の平均 値によれば、2月1日発表予定の1月の小型車販売台数は季節調整後 の年率で1340万台になる見込み。前年同月は1270万台だった。JP モルガン・チェースとRBCキャピタル・マーケッツ、バークレイズ・ キャピタルのアナリストらは、メーカー各社の販売奨励策向けの支出 は前年比で横ばいか減少していると分析している。

アナリスト12人の予想平均値によれば、乗用車とトラックの新車 に対する繰り延べ需要に加え、失業率低下や消費者心理の改善、ロー ンの借りやすさが年間の販売台数を6%余り増やし1360万台にする 見込み。自動車市場調査会社エドマンズ・ドットコムのチーフエコノ ミスト、レーシー・プラシェ氏は約800万台が08-10年からの買い繰 り延べ分だと指摘した。

ブルームバーグが先週実施したアナリスト調査によると、トヨタ 自動車とホンダが最も大きく伸びそうだ。昨年の東日本大震災やタイ の洪水で生産の中断を余儀なくされた両社の車を好む消費者が購入を 控えていたという。

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