昭栄の筆頭株主:ヒューリック以外の買収案歓迎-「価値反映を」

不動産会社ヒューリックとの経営統 合で合意している同業昭栄の筆頭株主インターナショナル・バリュー・ アドバイザーズは、ヒューリック以外からの買収提案を歓迎する考え だ。統合に際して昭栄の企業価値が正確に反映されていないと見てい る。

昭栄株の22%を保有するインターナショナル・バリュー・アドバイ ザースのパートナーで運用担当者のチャールズ・デ・ラルデメレ氏はブ ルームバーグ・ニュースに対し「昭栄の本当の価値が反映される価格で の別の事業機会を望んでいる」と述べ「それは提供された価格よりも高 いと信じている」と語った。

ヒューリックと昭栄は2011年12月20日に経営統合で基本合意、ヒュ ーリック1株に存続会社の昭栄3株を割り当てる。この統合発表後に昭 栄株は一時299円と約46%下落、31日終値も350円にとどまっている。ヒ ューリック株は31日までで約8%上昇した。

昭栄とヒューリックは統合承認を諮る株主総会を3月下旬に開催す る。不動産の開発・運用などを手がけるパシフィカ・キャピタルのセ ス・サルキン代表取締役は「両社がこれまでに提供したものを元にする と、今回の件は否決される可能性が高いと想像せざるを得ない」と語っ た。パシフィカは昭栄とヒューリック株式を保有している。

昭栄の広報担当の伊東知弘氏とヒューリックの和田修氏は、インタ ーナショナル・バリュー・アドバイザースの意向に対してノーコメント としている。午前は値下がりしていた昭栄株は午後に入り上昇、前日 比15円(4.5%)高の350円で取引を終えた。

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