香港証券当局、米ヘッジファンドに再び挑む-インサイダー取引訴訟

香港証券先物委員会(SFC)は 来週、米ヘッジファンド運用会社タイガー・アジア・マネジメントが 関与した疑いのあるインサイダー取引訴訟で、民事責任を主張し資産 凍結などを求め再び法廷闘争に挑む。

香港の裁判所は昨年、現在の香港の法律では、SFCはニューヨ ークに本社を置くタイガーに民事責任を求めることができないとの判 断を示していたが、SFCはこれを覆したい考えだ。

SFCとタイガー・アジアを創業したビル・ファン氏は共に香港 で最高裁判所まで争うとしており、この訴訟は香港当局の他の部局に 刑事上もしくは民事上の市場での不正行為に絡んだ提訴を求める前に SFCが独自に疑いのある者の責任を裁判で問うことができるかどう かを決めるものとなる。

メイヤー・ブラウンJSMの係争担当パートナー、ニック・ハン スワース氏は、「資産凍結の強制命令が第一の狙いだが、それが受け入 れられないとなると戦略の徹底的な見直しが必要となるだろう」と述 べた。

香港はインサイダー取引など不正な市場操作を2003年から刑罰 の対象としているが、容疑者の訴追は難しいのが現状だ。香港証券取 引所の最新データによれば、10年9月までの1年間の株式売買高の 46%は海外投資家によるもの。ブルームバーグのデータは、香港上場 企業の4社のうち約1社が司法権の及ばない国・地域に法人登録した り本社を置いていることを示している。

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