インドステイト銀に1200億円規模の公的資金-政府が新株引き受け

インドの銀行最大手、インド ステイト銀行は、政府から790億ルピー(約1210億円)の資本注 入を受ける。同行は景気減速で不良債権が増加傾向にあり、この 2年間、公的資金を求めていた。

ボンベイ証券取引所への30日の届け出によれば、インド政府 が同行の第三者割当増資を引き受け、発行済み資本を増やす計画 だ。同行は貸倒引当金の増加と与信拡大で資本が大幅に減少した ことから、約2年にわたって資本増強を目指していた。政府は現 在、同行株式の59.4%を保有している。

インドステイト銀の株価は、今年1-3月(第1四半期)に 公的資金が注入されるとの見方を背景に今月23%上昇。昨年は 42%下落していた。米格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・ サービスが同年10月に同行の財務格付けを引き下げたほか、同年 9月末時点の不良債権比率が4.19%と、前年の3.35%から拡大し たことが嫌気された。

ジオジットBNPパリバ・ファイナンシャル・サービシズの 調査責任者アレックス・マシューズ氏は株価反発について、「市場 は既に公的資金注入を織り込んでいた」と説明。その上で、「いま 重要なのはインドステイト銀が向こう数四半期、融資を増やすた めにその資金をいかに利用するかだ」と指摘した。

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