英銀CEO賞与:バークレイズは受け取りか-RBSは批判受け辞退

英銀の最高経営責任者(CEO)の 中で報酬が最高額のバークレイズのロバート・ダイアモンドCEO は、2011年分の賞与を受け取る見通しだとアナリストや投資家はみてい る。一方、政府の支援を受けている英銀CEOは、賞与の辞退を余儀な くされている。

ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド・グループ(RBS)の スティーブン・へスターCEOは、政治家や国民からの批判の高まりを 受けて、賞与96万3000ポンド(約1億1600万円)を辞退しており、次に 注目を浴びるのはダイアモンドCEOになりそうだ。RBSのフィリッ プ・ハンプトン会長も140万ポンド相当の株式受領を断念している。

ジュピター・アセット・マネジメント(ロンドン)のファンドマネ ジャー、ギイ・ドブロネ氏は、「圧力がかかるのは、恐らく政府が経営 権を握る銀行に限られるだろう」と指摘。「へスター氏は賞与辞退とい う賢明な決定をした。これで引き続き自分の仕事に集中できるだろう」 と述べた。

英政府はRBSやロイズ・バンキング・グループの筆頭株主になっ ているのに対し、バークレイズやHSBCホールディングス、スタンダ ードチャータードなどの株式は保有しておらず、賞与を制限するのは困 難となっている。

ダイアモンド氏の報酬

バークレイズは昨年3月、ダイアモンドCEO(60)の10年の賞与 は650万ポンドで、同行の業績次第でさらに225万ポンド受け取れること を明らかにした。同氏の基本給は、昨年1月1日にCEOに就任してか ら25万ポンドから135万ポンドに増加した。

HSBCのスチュワート・ガリバーCEOの10年の賞与は290万ポ ンドと、ダイアモンドCEOを下回った。欧州最大の銀行である HSBCは、ガリバーCEOの11年の最大1330万ポンドの報酬(基本 給125万ポンドと最大でその3倍相当の賞与を含む)について、株主の 承認を求めた。交渉に詳しい関係者2人が昨年3月に明らかにしてい た。もし実現すれば、ガリバー氏の11年の報酬は英銀CEOの中でトッ プとなる。

バークレイズとHSBCの広報担当者は30日、賞与についてコメン トを控えた。

--取材協力:Robert Hutton、Gavin Finch. Editor: Robert Hutton

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