1月30日の海外株式・債券・為替・商品市場 (訂正)

欧米市場の株式、債券、為替、商品相場は次 の通り。

◎NY外為:円が上昇、ギリシャ懸念で-対ドル一時76円22銭

ニューヨーク外国為替市場では、円が主要通貨すべてに対して上 昇。ギリシャ救済交渉の停滞で債務危機の解決に向けた取り組みが遅 れるとの懸念が強まり、逃避需要が高まった。

ユーロは対円で1週間ぶりに1ユーロ=100円割れ。欧州では、 ブリュッセルで開かれた欧州連合(EU)首脳会議が終了。またイタ リア政府が実施した国債入札では、発行額が目標上限を下回った。ド ルは対円で、戦後最安値を付けた昨年10月31日以来の安値に下落。 スイス・フランは対ユーロで9月以来の高値に上昇した。

BNPパリバの為替ストラテジスト、メアリー・ニコラ氏(ニュ ーヨーク在勤)は「ギリシャの債務再編で民間セクターの関与がどう なるのかを待っている状況だ」とし、「きょうの市場はリスク回避モー ドになっている」と続けた。

ニューヨーク時間午後3時36分現在、円は対ユーロで前週末比

1.2%高の1ユーロ=100円14銭。一時99円99銭と、23日以来の高 値を付ける場面があった。対ドルでは0.5%上げて1ドル=76円32 銭。一時76円22銭を付けた。昨年10月31日には戦後最高値となる 75円35銭を付けていた。

モルガン・スタンレーの欧州為替戦略責任者、イアン・スタナー ド氏(ロンドン在勤)は「対円でのドルの動きには下押し圧力がかか っている」とし、「ここ3カ月はレンジ内での取引が続いていたが、こ こにきて再びレンジの下限を試し始めている」と述べた。

ユーロはフランに対し0.1%安の1ユーロ=1.20517フラン。一時

1.20405フランと、9月19日以来の安値を付けた。この日はまた南ア フリカ・ランドとオーストラリア・ドルが値下がりした。

フランは債務危機で恩恵

スイス国立銀行(SNB、中央銀行)は9月に対ユーロでのフラ ンの上限を1ユーロ=1.20フランに設定。当時の総裁だったヒルデブ ランド氏は今月辞任した。

ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド・グループの為替スト ラテジスト、ブライアン・キム氏は「フランは欧州危機の恩恵を受け ている」とし、「指導部は一部交代したものの、SNBは現行政策を 維持する方針を示している」と述べた。

独誌シュピーゲルは、ギリシャにはより大規模な救済パッケージ が必要になる可能性があると報じた。またユーロ圏の政府当局者2人 は、政策決定者らがギリシャの予算決定への直接介入について議論し ていると語った。これらを手掛かりにインプライド・ボラティリティ (IV、予想変動率)指数は上昇した。

ユーロ・ドルの3カ月物オプションのIV指数は2営業日連続で 上昇し12.46%。JPモルガン・チェースによると、主要7カ国(G 7)通貨のIV指数は10.57%に上昇。23日には10.06%と、昨年3 月以来の水準に低下していた。

EU首脳会議

フランスのサルコジ大統領は、EU首脳会議の終了後に記者団に 対し、ギリシャの民間債権団との債務スワップ交渉が「正しい方向」 に進んでおり、問題は今後数日間に決着するだろうとの見通しを明ら かにした。ギリシャについて議論するため、2月に首脳会議を開催す る可能性に関してはコメントしなかった。

EUのファンロンパイ大統領は、恒久的な救済基金である欧州安 定化メカニズム(ESM)の規定が30日のEU首脳会議で承認された と述べた。ツイッターへの投稿で明らかにした。

◎米国株:下落、ギリシャ債務交渉の難航で-テクノロジー株高い

米株式相場は下落。S&P500種株価指数は3営業日続落した。 ギリシャへの第2次救済策をめぐる交渉が難航していることが嫌気さ れた。

一部の大型テクノロジー株が買いを集め、株価は下げ幅を縮小 した。アップルとマイクロソフトはいずれも上昇した。一方、バンク・ オブ・アメリカ(BOA)は3%安。ゴールドマン・サックス・グル ープによる投資判断引き下げが手掛かりだった。ハリバートンやチェ サピーク・エナジーはいずれも下落。原油相場の値下がりが影響した。 米紙USAトゥデーなどを発行するガネットは、業績の落ち込みが嫌 気され大幅下落した。

S&P500種株価指数は前営業日比0.3%安の1313.01。一時は

1.2%安となった。ダウ工業株30種平均は6.74ドル(0.1%)下げて

12653.72ドル。

スタイフェル・ニコラスの市場ストラテジスト、ケビン・キャロ ン氏は、「達成しやすい目標はすでに実現した。今は欧州に現実的な変 革をもたらすためのさらに厳しい仕事が残されている」と述べた。「ギ リシャや恐らくその他の国が財政改革を積極的に受け入れるかどうか について足元では疑問がある。ユーロ圏内の一段の前進を妨げる要素 はすべて、トレーダーにとっては売り材料と受け取られる可能性があ る」と続けた。

先週までS&P500種は4週連続で上昇した。米連邦公開市場委 員会(FOMC)は先週の会合後に発表した声明で、フェデラルファ ンド(FF)金利誘導目標の見通しについて、「少なくとも2014年遅 くまではFF金利の異例な低水準を正当化する可能性が高いと現在想 定している」と表明した。ブルームバーグのデータによると、1月9 日以降に決算を発表したS&P500種採用企業170社のうち、1株当 たり利益がアナリスト予想を上回ったのは113社に上った。

ギリシャ財務相

ギリシャのベニゼロス財務相は同国の予算を監視する特別委員を EUに設ける提案に関する報道を受けて、「国家の尊厳」に関わるとし て同提案を拒否した。サルコジ仏大統領は30日、ギリシャの民間債権 団との債務スワップ交渉が「正しい方向に進んで」おり、問題は今後 数日間に決着するだろうとの見通しを明らかにした。欧州連合(EU) 首脳会議の終了後にブリュッセルで記者団に語った。

「問題はリセッションの深刻度」

チマング・キャナル・トラスト(ニューヨーク州エルマイラ)の 上級投資責任者であるトム・ワース氏は電話インタビューで、「問題は 欧州がリセッション(景気後退)に突入するかどうかではない。リセ ッションがどれほど深刻になるかだ」と指摘。「現在のギリシャは擁護 できる状態ではない。投資家は秩序だった形であろうか、無秩序であ ろうが、なんらかのギリシャのデフォルトというシナリオに慣れつつ ある」と続けた。

S&P500種の産業別10指数のうち、金融株が1%安と最も下げ た。BOAは3%安。ゴールドマンはBOA株の投資判断を「買い」 から「ニュートラル」に引き下げた。

エネルギー株も下落。ハリバートンは1.2%安、チェサピークは

1.6%下げた。

S&P500種の通信サービス、テクノロジー関連株は上昇。アッ プルは1.3%高、マイクロソフトとベライゾン・コミュニケーション ズはそれぞれ1.3%、1.1%上昇した。

ペップ・ボーイズが急伸

米自動車部品販売のペップ・ボーイズ・マニー・モー・アンド・ ジャックは24%急伸。同社は米プライベートエクイティ(未公開株、 PE)投資会社ゴアズ・グループによる約7億9100万ドルの買収によ って株式を非公開とすることに合意した。1株当たり現金15ドルでの 買収額はペップ・ボーイズの前週末終値を24%上回る。

USエアウェイズ・グループは4.2%高。米デルタ航空がUSエ アウェイズへの買収提案を検討していると、事情に詳しい関係者が明 らかにした。

◎米国債:上昇、5年債利回り過去最低-ギリシャ懸念で質への逃避

米国債相場は上昇。5年債利回りは過去最低に下げた。第2次ギ リシャ救済プログラムをめぐり欧州首脳陣の意見が割れたことを背景 に、安全資産とみなされる米国債の需要が高まった。

指標となる10年債は4営業日続伸。利回りは6週間ぶり低水準と なっている。前週の米連邦公開市場委員会(FOMC)で2014年終盤 まで異例の低金利政策の期間を延長する意向が示されたことが手掛か り。2年債と10年債の利回り格差は過去6週間で最小。FOMCは景 気底上げを図るため、保有国債の償還期間長期化に積極的との観測が 背景にある。

RWプレスプリッチの政府・機関債取引担当マネジングディレク ター、ラリー・ミルスタイン氏(ニューヨーク在勤)は「欧州問題が 大きくのしかかっており、市場ではまだ押し目買いが出やすい。何ら かの結論が出るまで金利の大きな上昇は無いだろう」と述べた。

ブルームバーグ・ボンド・トレーダーによると、ニューヨーク時 間午後3時6分現在、10年債利回りは前週末比5ベーシスポイント (bp、1bp=0.01%)低下の1.84%と、12月19日以来の低水準。 同年債(表面利率2%、2021年11月償還)価格は15/32上げて101 14/32。 5年債利回りは0.73%。一時、0.7157%と過去最低を付ける場面も見 られた。

長期債

この日の米30年債は2ポイント超の上昇。同年債利回りは8bp 低下して2.98%と、1月19日以降初めて3%を下回った。

2年債と10年債の利回り格差は1.62ポイントに縮小し、終値ベ ースでは1.57ポイントを付けた昨年12月19日以降で最小となった。

米財務省は1-3月(第1四半期)の政府借入額見通しを970億 ドル減額し、4440億ドルとした。歳入増加と歳出減などが反映された。

同省は3カ月前の時点で、借入額の見通しを5410億ドルとしてい た。同省は4-6月(第2四半期)の純借入額については2000億ドル との見通しを示した。同省は2月1日に四半期定例入札の額を発表す る。

国債リターン

米国債を保有する投資家の今月のリターン(投資利益)はゼロと なった。ブルームバーグと欧州証券アナリスト協会連合会(EFFA S)がまとめた指数によれば、ドイツ債のリターンは同期間中にマイ ナス0.4%、英国債はマイナス0.5%と、米国債を下回る成績だった。

ギリシャの財政赤字は2年連続で削減目標を達成できておらず、 経済改革が進んでいないことに批判が高まっている。同国財政を欧州 当局の監督下に置くよう迫るドイツとオランダに対し、ギリシャは抵 抗している。この日の欧州連合(EU)首脳会議では、5000億ユーロ (約50兆円)規模の恒久的救済基金の前倒し発足で正式合意し、ドイ ツ主導の赤字抑制条約に合意することで金融危機からの脱却の道筋を つけることを狙いとしていたが、ギリシャとの交渉難航が影を落とす 恐れがあった。

ソシエテ・ジェネラルの米国債トレーダー、ショーン・マーフィ ー氏(ニューヨーク在勤)は「先週からセンチメントは変わっていな い。特に米国外の状況は収束に程遠いという背景が影響している」と し、「国外の状況に答えが見つかっておらず、リスク回避の動きが強い」 と述べた。

米連邦準備制度は。4000億ドル相当の保有短期債を売却して期間 が長めの国債を購入する借り入れコスト抑制策を実施している。ニュ ーヨーク連銀のウェブサイトによれば、同連銀はこの日、償還期限が 2020年2月から21年11月までの米国債46億5000万ドル相当を購入 した。

◎NY金先物:反落、ドルの上昇で代替需要が後退-1734.40ドル

ニューヨーク金先物相場は反落。先週末は7週間ぶり高値を付け ていた。金融支援の見返りにギリシャに経済監視の受け入れを求める 案に対し、同国が反対の意向を示唆したことからドルが上昇。代替投 資先としての金の需要が後退した。

ドイツのメルケル首相は、この日の欧州連合(EU)首脳会議(サ ミット)で第2次ギリシャ救済が最終決定されることはないと言明し た。ギリシャの債務減免をめぐる銀行との協議が完了していないこと を理由に挙げた。ギリシャのベニゼロス財務相は前日、同国の予算を 監視する特別委員をEUに設ける提案に関する報道を受けて、「国家の 尊厳」に関わるとして同提案を拒否した。ドルは主要通貨のバスケッ トに対して一時0.7%上昇した。

MLVのシニアリサーチアナリスト、リック・トロットマン氏は 電話インタビューで、「今日の市場はリスク回避モードだ」と指摘。「ド ルの上昇も金にはマイナスとなっている」と述べた。

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)COMEX部門の金先物 4月限は前営業日比0.1%安の1オンス=1734.40ドルで終了。下落は 4営業日ぶり。先週末は一時1743ドルと先月8日以来の高値を付ける 場面もあった。

◎NY原油:続落、ギリシャ債務交渉や米個人消費統計が重し

ニューヨーク原油先物相場は続落。第2次ギリシャ救済策をめぐ り、同国と欧州連合(EU)の首脳が合意していないことや、米個人 消費支出が前月比横ばいとなったことで、経済成長および燃料需要が 減速するとの懸念が強まった。

ギリシャの財政赤字が2年連続で目標を上回ったことを受け、欧 州当局による予算監視を受け入れるようドイツが中心となって提案し たが、ギリシャはこれを拒否している。米商務省が発表した昨年12 月の米個人消費支出は前月からほぼ変わらずとなった。

ストラテジック・エナジー・アンド・エコノミック・リサーチ(マ サチューセッツ州ウィンチェスター)のマイケル・リンチ社長は、「ギ リシャをめぐる協議に関して人々は神経質になっている。現在の見通 しは悲観的だ」と指摘。「この日の経済統計が全体的な見通しに影響を 及ぼしている」と述べた。

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物3月限は前営 業日比78セント(0.78%)安の1バレル=98.78ドルで終了した。今 月に入ってからは5セント値下がりしている。

◎欧州株:6週間ぶり大幅安、EUサミット期待薄-仏銀が安い

30日の欧州株式相場は続落。ストックス欧州600指数は6週間ぶ り大幅安となった。この日の欧州連合(EU)首脳会議で域内債務危 機への解決策は示されないとの懸念から、ポルトガル債が急落したこ とを嫌気した。

BNPパリバを中心にフランスの銀行が大幅安。サルコジ大統領 が同国単独で8月から金融取引税を導入する計画を明らかにしたこと が売り材料。オランダ家電メーカー、ロイヤル・フィリップス・エレ クトロニクスも安い。同社がこの日発表した2011年10-12月(第4 四半期)決算は損益が赤字となり、純損失額は市場予想よりも大きか った。ドイツの建設会社ホッホティーフは5.8%の値下がり。11年通 期の赤字が従来予想よりも悪化したもようであることを明らかにした。

ストックス欧州600指数は前週末比1.1%安の252.52で終了。昨 年10月14日以来の大幅下落となった。指数は昨年9月22日の安値か らは18%回復。米経済回復の兆しやユーロ圏の債務危機封じ込めへの 期待が支えだった。

野村ホールディングスの世界株ストラテジスト、イアン・スコッ ト氏(ロンドン在勤)は「欧州の2012年経済成長見通しは芳しくなく、 1株当たり利益の伸びをめぐる大方の見通しも下向きに調整される必 要があるだろう」と指摘した。ただし、「政府や中央銀行がソブリン債 スプレッドを安定させ、ソブリン債デフォルト(債務不履行)という 差し迫ったテールリスクを軽減できるなら、ユーロ圏のリセッション (景気後退)や他地域の非常に緩慢な成長だけでは相場を押し下げる のには十分ではないだろう」とも付け加えた。

この日の西欧市場では、ギリシャとアイスランドを除く16カ国で 主要株価指数が下落。ブリュッセルでは今年初のEUサミットが開催 された。ドイツ主導の財政赤字抑制に向けた条約取りまとめと5000 億ユーロ(約50兆円)規模の恒久的救済基金の前倒し発足の正式合意 を目指すが、ギリシャ債務減免協議が完了せず、危機収束への取り組 みが遅れる可能性がある。

ポルトガルの10年物国債の利回りはこの日、217ベーシスポイン ト(bp、1bp=0.01%)上昇して過去最高の17.39%を付けたほ か、同国債の保証料率も過去最高を記録。デフォルトの発生確率は 71%となった。

BNPパリバは7.1%下げて32.18ユーロで終了。フィリップス は2.2%安の15.24ユーロ。ホッホティーフの終値は48.07ユーロ。

◎欧州債:独10年債は4日続伸、EU首脳が協議-イタリア債下落

30日の欧州債市場ではドイツ10年債相場が4営業日続伸。欧州 経済の悪化兆候が高まりつつある中、債務危機解決を目指した欧州連 合(EU)首脳会議が開かれた。

ドイツ10年債利回りは18日以来の低水準を付けた。欧州首脳ら は、赤字抑制条約をまとめるほか、5000億ユーロ(約5000億円)規 模の救済基金の前倒し発足で正式合意することを目的にブリュッセル でサミットを開いた。

イタリア10年債は3営業日ぶりに下落。同国がこの日実施した国 債入札の発行額は75億ユーロと、目標上限に届かなかった。ポルトガ ル10年債利回りはユーロ導入以後の最高を記録。欧州中央銀行(EC B)が同国債を購入したとの観測が広がったものの、支援材料とはな らなかった。

F&Cネーデルラントの欧州債責任者ミヒエル・デブラウン氏は、 「市場には依然として不透明感があり、このためドイツなど本当の意 味での中核国の利回りは低水準にとどまっている」とし、「欧州の成長 率は引き続き極めて低いとみられており、こうした環境下では利回り は比較的低い水準で推移するとの見方が広がるだろう」と続けた。

ロンドン時間午後4時24分現在、ドイツ10年債利回りは前週末 比7ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の1.79%。同国 債(表面利率2%、2022年1月償還)価格は0.595上げ101.865。2 年債利回りは2bp下げ0.17%となった。

利回り上乗せ幅

イタリア10年債利回りは18bp上昇し6.08%。同年限のドイツ 国債に対する利回り上乗せ幅(スプレッド)は25bp広がり429bp。

スペイン10年債利回りは6bp上げ5.03%。ドイツ10年債に対 するスプレッドは13bp拡大の323bpとなった。

◎英国債:10年債利回り7週ぶり大幅低下-ユーロ圏警戒で逃避需要

30日の英国債相場は上昇。10年債利回りは一時、7週間ぶりの大 幅低下となった。ユーロ圏景気が減速するとの懸念が高まる中、比較 的安全とされる英国債の需要が高まった。欧州連合(EU)首脳会議 (サミット)が今年初めて開かれた。

英国債のパフォーマンスはドイツ国債を上回った。ギリシャの債 務減免交渉の難航により、ユーロ圏のソブリン債危機解決への取り組 みの妨げとなるとの観測が広がった。

エボリューション・セキュリティーズ(ロンドン)の債券アナリ スト、エリザベス・アフセス氏は、「一部に質への逃避の動きが再び見 られた」と述べ、「ユーロ圏における政治的合意が引き続き欠けている ことが大きな懸念材料だ。中核国よりも周辺国にとってより大きな懸 念であることは明白であり、ユーロ圏外についてはその程度はさらに 小さい。そうした理由から英国は恩恵を受けている」と続けた。

ロンドン時間午後5時現在、10年債利回りは前週末比8ベーシス ポイント(bp、1bp=0.01%)低下の1.99%。一時は9bp低下 し、先月8日以来で最大の下げとなった。同国債(表面利率3.75%、 2021年9月償還)価格はこの日、0.733上げ115.328。 2年債利回りは前週末比2bp下げて0.36%。

英10年債のドイツ10年債に対する利回り上乗せ幅(スプレッド) は1bp縮まり20bpと、2営業日連続で縮小した。

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参考画面: 記事に関する記者への問い合わせ先: ニューヨーク 小林 恭子 Kyoko Kobayashi +1-212-617-5230 kkobayashi39@bloomberg.net Editor: Shigeru Chiba ニューヨーク 千葉 茂 Shigeru Chiba +1-212-617-3007 schiba4@bloomberg.net Editor: Tsuneo Yamahiro 記事に関するエディターへの問い合わせ先: 東京 大久保 義人 Yoshito Okubo +81-3-3201-3651 okubo1@bloomberg.net

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