欧州株:反発、月間4%高と1998年以来の好調なスタート-BP高い

31日の欧州株式相場は反発。 1月全体としては1998年以来の好調な滑り出しとなった。この日発 表された一部の米経済指標が市場予想より悪い内容だったものの、前 日の欧州連合(EU)首脳会議(サミット)でほぼ全ての加盟国が財 政規律強化で合意したことが好感された。

原油値上がりを受け、英BPや英・オランダ系ロイヤル・ダッ チ・シェルが高い。ドイツの製鉄最大手ティッセンクルップは

2.7%の値上がり。同社はステンレススチール部門をフィンランドの オウトクンプに売却する。半導体設計を手掛ける英ARMホールディ ングスも買いを集めた。2011年10-12月(第4四半期)売上高が 市場予想を上回ったことが手掛かり。UBSが投資判断を引き上げた 航空宇宙・防衛関連のEADSも高くなった。

ストックス欧州600指数は前日比0.8%高の254.41で終了。 前日までは2営業日続落していた。月初からは4%上昇し、1月とし ては1998年以来の大幅高だった。

コメルツ銀行のストラテジスト、アレクサンダー・クレーマー氏 は「市場参加者はリスクを負っても構わないという雰囲気になってお り、サミットのようなイベントで新たなリスクが生じなければ、この まま相場は上がり続けるかもしれない」と指摘。「問題には対応しな ければならず、いずれ消えると期待して見て見ぬふりをすることはで きないと、欧州首脳らはやっと学んだのかもしれない」と付け加えた。

30日にブリュッセルで開催されたEUサミットでは、英国とチ ェコを除く加盟25カ国が財政協定への参加を表明した。同協定によ って高債務国への迅速な制裁が可能になるほか、各国は国内法で均衡 財政の規定を定めることが求められる。首脳らは、恒久的基金の欧州 安定化メカニズム(ESM)を1年前倒しして7月1日に発足させる ことでも合意した。

31日発表の米経済指標では、1月の米消費者信頼感指数が

61.1と、市場予想に反して低下。シカゴ地区の同月の製造業景況指 数(季節調整済み)も60.2と、予想に反して前月から低下した。

この日の西欧市場では、18カ国中15カ国で主要株価指数が上 昇。BPは2.7%高の470.85ペンス、シェルは0.5%高の

2240.5ペンスでそれぞれ終了した。ティッセンクルップの終値は

21.67ユーロ。米アップルの製品に使われる半導体を設計するAR Mは2%上げ609.5ペンス。EADSは1.2%高の25.68ユーロ で引けた。

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