米国株:下落、ギリシャ債務交渉の難航で-テクノロジー株高い

米株式相場は下落。S&P500 種株価指数は3営業日続落した。ギリシャへの第2次救済策をめぐ る交渉が難航していることが嫌気された。

一部の大型テクノロジー株が買いを集め、株価は下げ幅を縮小 した。アップルとマイクロソフトはいずれも上昇した。一方、バン ク・オブ・アメリカ(BOA)は3%安。ゴールドマン・サックス・ グループによる投資判断引き下げが手掛かりだった。ハリバートンや チェサピーク・エナジーはいずれも下落。原油相場の値下がりが影響 した。米紙USAトゥデーなどを発行するガネットは、業績の落ち 込みが嫌気され大幅下落した。

S&P500種株価指数は前営業日比0.3%安の1313.01。一 時は1.2%安となった。ダウ工業株30種平均は6.74ドル(0.1%) 下げて12653.72ドル。

スタイフェル・ニコラスの市場ストラテジスト、ケビン・キャ ロン氏は、「達成しやすい目標はすでに実現した。今は欧州に現実 的な変革をもたらすためのさらに厳しい仕事が残されている」と述 べた。「ギリシャや恐らくその他の国が財政改革を積極的に受け入 れるかどうかについて足元では疑問がある。ユーロ圏内の一段の前 進を妨げる要素はすべて、トレーダーにとっては売り材料と受け取 られる可能性がある」と続けた。

先週までS&P500種は4週連続で上昇した。米連邦公開市場 委員会(FOMC)は先週の会合後に発表した声明で、フェデラル ファンド(FF)金利誘導目標の見通しについて、「少なくとも 2014年遅くまではFF金利の異例な低水準を正当化する可能性が高 いと現在想定している」と表明した。ブルームバーグのデータによ ると、1月9日以降に決算を発表したS&P500種採用企業170社 のうち、1株当たり利益がアナリスト予想を上回ったのは113社に上 った。

ギリシャ財務相

ギリシャのベニゼロス財務相は同国の予算を監視する特別委員 をEUに設ける提案に関する報道を受けて、「国家の尊厳」に関わ るとして同提案を拒否した。サルコジ仏大統領は30日、ギリシャ の民間債権団との債務スワップ交渉が「正しい方向に進んで」おり、 問題は今後数日間に決着するだろうとの見通しを明らかにした。欧 州連合(EU)首脳会議の終了後にブリュッセルで記者団に語った。

「問題はリセッションの深刻度」

チマング・キャナル・トラスト(ニューヨーク州エルマイラ)の 上級投資責任者であるトム・ワース氏は電話インタビューで、「問題 は欧州がリセッション(景気後退)に突入するかどうかではない。リ セッションがどれほど深刻になるかだ」と指摘。「現在のギリシャは 擁護できる状態ではない。投資家は秩序だった形であろうか、無秩序 であろうが、なんらかのギリシャのデフォルトというシナリオに慣れ つつある」と続けた。

S&P500種の産業別10指数のうち、金融株が1%安と最も 下げた。BOAは3%安。ゴールドマンはBOA株の投資判断を 「買い」から「ニュートラル」に引き下げた。

エネルギー株も下落。ハリバートンは1.2%安、チェサピーク は1.6%下げた。

S&P500種の通信サービス、テクノロジー関連株は上昇。ア ップルは1.3%高、マイクロソフトとベライゾン・コミュニケーショ ンズはそれぞれ1.3%、1.1%上昇した。

ペップ・ボーイズが急伸

米自動車部品販売のペップ・ボーイズ・マニー・モー・アン ド・ジャックは24%急伸。同社は米プライベートエクイティ(未公 開株、PE)投資会社ゴアズ・グループによる約7億9100万ドル の買収によって株式を非公開とすることに合意した。1株当たり現 金15ドルでの買収額はペップ・ボーイズの前週末終値を24%上回 る。

USエアウェイズ・グループは4.2%高。米デルタ航空がUS エアウェイズへの買収提案を検討していると、事情に詳しい関係者 が明らかにした。

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