NY銅:下落、月初以来の大幅安-欧州債務危機の深刻化を懸念

30日のニューヨーク銅先物相場 は、月初以来の最大の値下がりとなった。欧州各国首脳がギリシャ救 済プログラムの取りまとめにてこずる中、世界の成長と金属需要の見 通しが悪化した。

ドルは対ユーロで上昇。ギリシャ政府が財政監視に反発する姿勢 を示したことで、欧州危機が深刻化するとの懸念が強まった。世界最 大の銅消費国である中国は、一部のエコノミストの予想に反して市中 銀行に求める預金準備率の引き下げを見送った。キングズビュー・フ ァイナンシャル(シカゴ)のストラテジスト、マシュー・ジーマン氏 は、この動きは中国の経済成長の鈍化が続く可能性を示唆していると 語った。

同氏は電話取材で、ギリシャ危機を背景に「ドル高が進み、市場 参加者の多くがリスク回避に向かっている」と指摘。中国当局の金融 政策判断も「市場に失望感を与えた」と述べた。

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のCOMEX部門の銅先 物3月限終値は前週末比1.6%安の1ポンド=3.8265ドル。下落率 は4日以来の大きさとなった。

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