英国債:10年債利回り7週ぶり大幅低下-ユーロ圏警戒で逃避需要

30日の英国債相場は上昇。10 年債利回りは一時、7週間ぶりの大幅低下となった。ユーロ圏景気が 減速するとの懸念が高まる中、比較的安全とされる英国債の需要が高 まった。欧州連合(EU)首脳会議(サミット)が今年初めて開かれ た。

英国債のパフォーマンスはドイツ国債を上回った。ギリシャの債 務減免交渉の難航により、ユーロ圏のソブリン債危機解決への取り組 みの妨げとなるとの観測が広がった。

エボリューション・セキュリティーズ(ロンドン)の債券アナ リスト、エリザベス・アフセス氏は、「一部に質への逃避の動きが再び 見られた」と述べ、「ユーロ圏における政治的合意が引き続き欠けてい ることが大きな懸念材料だ。中核国よりも周辺国にとってより大きな 懸念であることは明白であり、ユーロ圏外についてはその程度はさら に小さい。そうした理由から英国は恩恵を受けている」と続けた。

ロンドン時間午後5時現在、10年債利回りは前週末比8ベーシ スポイント(bp、1bp=0.01%)低下の1.99%。一時は9bp 低下し、先月8日以来で最大の下げとなった。同国債(表面利率

3.75%、2021年9月償還)価格はこの日、0.733上げ115.328。 2年債利回りは前週末比2bp下げて0.36%。

英10年債のドイツ10年債に対する利回り上乗せ幅(スプレッ ド)は1bp縮まり20bpと、2営業日連続で縮小した。

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