中国は協定違反-鉱物資源の輸出制限めぐる上訴をWTO上級委が退け

中国がボーキサイトなど9種類 の鉱物資源の輸出を制限するのは国際協定違反で同国の製造業者に不 当な優位性を与えるとした世界貿易機関(WTO)の第一審判断を不 服とした中国の上訴を、二審に当たるWTOの上級委員会が退けた。

WTOが30日にウェブサイトに掲載した上級委の145ペー ジに及ぶ報告書は、「WTOの協定に一致しない結果を招かぬよう」 中国は鉱物資源の輸出で政策を修正する必要があると指摘した。

第一審に当たるWTOの紛争処理委員会(パネル)は昨年7月5 日、ボーキサイトや亜鉛など含む工業用原料の輸出に対して中国が課 している割当枠や輸出税、ライセンス要件は差別的だとの判断を示し ていた。輸出規制は中国と貿易相手国との間に緊張を生み、中国政府 が不公正な通商・為替政策を採用しているとの非難につながってきた。

上級委がパネルの判断を今回支持したことで、米国や欧州連合 (EU)などは中国のレアアース(希土類)の輸出規制に関しても提 訴する可能性がある。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE