欧州債:ドイツ10年債は4日続伸、EU首脳が協議-イタリア債下落

30日の欧州債市場ではドイツ 10年債相場が4営業日続伸。欧州経済の悪化兆候が高まりつつある 中、債務危機解決を目指した欧州連合(EU)首脳会議が開かれた。

ドイツ10年債利回りは18日以来の低水準を付けた。欧州首脳 らは、赤字抑制条約をまとめるほか、5000億ユーロ(約5000億円) 規模の救済基金の前倒し発足で正式合意することを目的にブリュッセ ルでサミットを開いた。

イタリア10年債は3営業日ぶりに下落。同国がこの日実施した 国債入札の発行額は75億ユーロと、目標上限に届かなかった。ポル トガル10年債利回りはユーロ導入以後の最高を記録。欧州中央銀行 (ECB)が同国債を購入したとの観測が広がったものの、支援材料 とはならなかった。

F&Cネーデルラントの欧州債責任者ミヒエル・デブラウン氏は、 「市場には依然として不透明感があり、このためドイツなど本当の意 味での中核国の利回りは低水準にとどまっている」とし、「欧州の成 長率は引き続き極めて低いとみられており、こうした環境下では利回 りは比較的低い水準で推移するとの見方が広がるだろう」と続けた。

ロンドン時間午後4時24分現在、ドイツ10年債利回りは前週 末比7ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の1.79%。 同国債(表面利率2%、2022年1月償還)価格は0.595上げ

101.865。2年債利回りは2bp下げ0.17%となった。

利回り上乗せ幅

イタリア10年債利回りは18bp上昇し6.08%。同年限のドイ ツ国債に対する利回り上乗せ幅(スプレッド)は25bp広がり429 bp。

スペイン10年債利回りは6bp上げ5.03%。ドイツ10年債 に対するスプレッドは13bp拡大の323bpとなった。

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