EU:銀行ボーナスの規定厳格化に向け法整備も-バルニエ委員

欧州連合(EU)の行政執行機 関、欧州委員会のバルニエ委員(域内市場・金融サービス担当)は、 「道理や常識、道徳」に反した銀行ボーナスに関する規則の厳格化に 向け、年内に法案を提出する可能性があると述べた。

バルニエ委員は30日、欧州議会の公聴会で、銀行が「過剰なボ ーナスの支給を続ける」ならば、年末までに新たな法律を制定すると 警告。現在「検討されている」案の中には、銀行1行内での最低報酬 と最高報酬の格差を制限することや、固定給と変額報酬に比率を設定 することが含まれると説明した。

銀行のボーナスをめぐっては政治家などから批判の声が挙がって いる。英銀ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド・グループ(R BS)のスティーブン・ヘスター最高経営責任者(CEO)は、幹部 報酬をめぐる圧力の高まりを受け、2011年の賞与96万3000ポンド (約1億1600万円)相当を辞退する意向だ。野党・労働党は29日、 議会でヘスターCEOの賞与をめぐる採決を強行すると表明。同CE Oに賞与辞退を促す一段の圧力につながったとみられる。

バルニエ委員は、欧州委は今年の銀行のボーナス支給の動きを「極 めて警戒」しながら注視すると付け加えた。

EUは10年に、ボーナス全体における即時現金での支給分を制限 するといったボーナス規定を採用した。

バルニエ委員は、「銀行が過剰なボーナス支給を継続した場合、も しくは規定の適用で大きな問題が見つかった場合は、欧州委は現行の 法的枠組みの強化をためらわない」と述べた。

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