グローバル・ストックマーケット・サマリー【アジア・太平洋編】

アジア・オセアニア各株式市 場の動きは以下の通り。

【香港株式市況】

香港株式相場は下落。ハンセン指数が前週末の約5カ月ぶり高 値から下げに転じた。昨年10-12月(第4四半期)の米経済成長率 が予想を下回ったほか、中国が予想に反して銀行の預金準備率引き下 げを発表しなかったことが響いた。

米ウォルマート・ストアーズなどに玩具や衣料品を納入するリ ー・アンド・フォン(利豊、494 HK)は4.9%安。不動産開発を手 掛ける新世界発展(ニューワールド・デベロップメント、17 HK)は

3.6%安。香港の住宅ローンが約3年ぶり低水準に落ち込んだ。

紫金鉱業(2899 HK)は4.2%値下がり。銅精錬所での死亡事 故が嫌気された。時価総額で世界最大の銀行、中国工商銀行(1398 HK)や国内保険最大手の中国人寿保険(2628 HK)も下落。

サムスン証券の香港在勤ストラテジスト、ビクター・シベッツ 氏はブルームバーグテレビジョンの番組で、米経済成長率は「向こう 1年間、1.5-2.5%にとどまるだろう」と予想。「中国人民銀行(中 央銀行)が非常に慎重となっている理由の1つは、他の中銀の動向が 分からないことだ」と指摘した。

ハンセン指数は前週末比341.26ポイント(1.7%)安の

20160.41で終了。先週は2%高で4週続伸だった。前週末は昨年9 月1日以来の高値で引けていた。ハンセン中国企業株(H株)指数は 前週末比2.6%安の11145.60。

【中国株式市況】

中国株式相場は下落。春節(旧正月)連休中の不動産販売と小 売売上高が低迷したことに加え、当局が預金準備率引き下げを見送り、 追加緩和策に慎重な姿勢を示したことが響いた。

中国工商銀行(601398 CH)や中国農業銀行(601288 CH) を中心に銀行株が下落。短期金利が上昇に転じたことが響いた。万科 企業(000002 CH)や保利房地産集団(600048 CH)など不動産株 も安い。中原地産のリポートによると、中国主要都市の春節連休中の 住宅販売は前年を下回った。中国2位の家電メーカー、広東美的電器 (000527 CH)など消費株も安い。連休中の小売売上高の伸びが鈍 化したことから売られた。

大衆保険の呉侃ファンドマネジャーは、「連休中に預金準備率引 き下げがなかったことから、流動性はなお逼迫(ひっぱく)すること になるだろう」と予想。「積極的な緩和が近く行われるとの市場の期 待に反して、当局は行き過ぎた流動性を市場に供給するのを急いでは いないようだ」と述べた。

上海証券取引所の人民元建てA株と外貨建てB株の双方に連動 している上海総合指数は、前営業日(20日)比34.08ポイント (1.5%)安の2285.04で終了。上海、深圳両証取のA株に連動し ているCSI300指数は同1.7%安の2460.72。

【インド株式市況】

インド株式相場は7営業日ぶりに下落。指標のセンセックス30 種指数は今年、ほぼ20年で最良の滑り出しとなる中で、企業利益の 見通しに比べ行き過ぎとの見方が優勢になった。

インド最大の発電設備メーカー、バーラト重電機は2004年5月 以来で最大の下げとなった。昨年10-12月(第3四半期)純利益が 10四半期ぶりにアナリスト予想を下回ったことが嫌気された。産銅 最大手のスターライト・インダストリーズはここ1年4カ月で最大の 値下がり。高級車メーカーのジャガー・ランドローバーを傘下に置く タタ・モーターズは2.5%下げた。

ボンベイ証券取引所のセンセックス30種は前週末比370.68ポ イント(2.2%)安の16863.30で終了。月初来上昇率は9%で、こ のまま月を終えれば1月としては1997年以降で最良のパフォーマン スとなる。指数構成銘柄の株価収益率(PER、予想収益ベース)は

14.8倍と、昨年12月31日時点の13.5倍から上昇している。

バーラト重電機(BHEL IN)は11%安の244.15ルピー。スタ ーライト(STLT IN)の終値は112.65ルピー、タタ・モーターズ (TTMT IN)は233.90ルピーだった。

【オーストラリア株式市況】

ASX200指数は前週末比15.63ポイント(0.4%)安の

4272.74。

【韓国株式市況】

韓国総合株価指数は前週末比24.28ポイント(1.2%)安の

1940.55。

【台湾株式市況】

加権指数は前営業日比173.72ポイント(2.4%)高の

7407.41。

【シンガポール株式市況】

ST指数は前週末比27.97ポイント(1%)安の2888.29。

【マレーシア株式市況】

FTSEブルサ・マレーシアKLCI指数は前週末比7.35ポ イント(0.5%)安の1513.55。

【タイ株式市況】

SET指数は前週末比1.58ポイント(0.2%)安の1074.71。

【インドネシア株式市況】

ジャカルタ総合指数は前週末比71.25ポイント(1.8%)安の

3915.16。

【フィリピン株式市況】

フィリピン総合指数は前週末比35.40ポイント(0.8%)安の

4644.49。

Editor: Akiyo Kinoshita

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