ユーロ圏:1月景況感指数93.4、予想下回る改善-債務危機を反映

欧州では1月のユーロ圏景況感 が改善したものの、市場予想を下回った。域内の各国首脳は景気を回 復させ3年目に入った債務危機を収束させる試みに苦戦している。

欧州連合(EU)の欧州委員会が30日発表した1月のユーロ圏 景況感指数(速報値)は93.4と、昨年12月の92.8(改定値)か ら上昇した。ブルームバーグ・ニュースがまとめたエコノミスト30 人の調査では中央値で93.8が予想されていた。

コメルツ銀行のエコノミスト、ピーター・ディクソン氏(ロンド ン在勤)は統計発表前、「一部指数が改善の兆候を示し始めている」 とし、「峠は越した可能性がある。信頼がゆっくりと市場に戻りつつ ある。しっかりとした回復が見られるのはずっと先のことだろうが、 最近の活動の落ち込みが浅いまま終わることが示唆されている」と付 け加えた。

欧州委によると、1月のユーロ圏製造業景況感指数はマイナス

7.2と、前月(改定前=マイナス7.1)から変わらず。サービス業 はマイナス0.6と、前月のマイナス2.6(改定値)から上昇した。 同時に発表された1月の消費者信頼感指数改定値はマイナス20.7。 12月はマイナス21.3だった。

国際通貨基金(IMF)はユーロ圏の今年の経済成長率をマイナ ス0.5%と予想し、リセッション(景気後退)を見込んでいる。欧 州中央銀行(ECB)は先月、同成長率見通しを0.3%とし、従来 の1.3%から下方修正した。

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