オリンパス:富士フイルムが提携提案、テルモも関係強化目指す

損失隠し発覚で落ち込んだ自己資 本の充実策を検討中のオリンパスに対し、富士フイルムホールディング スが30日に提携を提案した。株主である医療メーカーのテルモも、関 係強化を目指す意向を示した。

中嶋成博富士フイルム専務執行役は同日の決算会見で、オリンパス のファイナンシャル・アドバイザー(FA) であるSMBC日興証券に 提携を提案したことを明らかにした。ともに医療分野を手掛ける両社は 技術的に「ベストパートナー」で、組めば新たな事業開拓が可能だと強 調し、資本提携や人的交流も検討中だと語った。

テルモの羽田野彰士・経営企画室長も30日の決算会見で、オリンパ スとの関係強化を目指すと発言。出資を要請された場合、応じるかにつ いて「あらゆる選択肢が考えられる」としながらも「まだ公表できるも のではない」と述べるにとどめた。

両社の意思表明に関しオリンパス広報担当の山田義章氏は30日、 ブルームバーグ・ニュースの電話取材に対し「現時点で話すことはな い」と述べた。オリンパスをめぐっては24日付の日本経済新聞朝刊が、 ソニーも資本・業務提携を提案し、最大で2-3割の出資を目指すと みられる、と報じている。

オリンパスは損失隠しに対応し決算訂正を行った結果、自己資本比 率が昨年9月末で4.5%まで低下。高山修一社長は18日の会見で「いろ いろなパターン」の充実策を検討中としながらも、提携先などは4月後 半予定の臨時株主総会で刷新後の新経営陣が決める事項だとしていた。

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