米フェイスブックの女性COOにファンが集結-ダボス会議では少数派

シェリル・サンドバーグ氏は先週、 スイスのダボスで開かれた世界経済フォーラム(WEF)年次総会で 参加したパネル討論会終了後も壇上にとどまっていた。「前進の鍵を握 る女性たち」と題する討論会の進行役を務めた後、10人を超えるファ ンの女性たちに取り囲まれてしまったのだ。

ソーシャル・ネットワーキングサービス(SNS)で世界最大手、 米フェイスブックの最高執行責任者(COO)であるサンドバーグ氏 (42)は、自身の関心を引こうとするこれらの人々と名刺を交換し話し た。ダボス会議の共同議長であるサンドバーグ氏をファンたちが取り囲 む光景は、この会議で最も多く女性が集まった場だったと言えるだろ う。

5日間にわたって開かれたダボス会議の参加者の80%以上は男性。 討論会のパネリストのうち女性は1人だけか、全く参加していないケー スもあった。サンドバーグ氏はWEFの共同議長6人のうちの1人で 残りの5人は男性だ。WEFのテーマは「大いなる変革と新たなモデル の構築」。それにもかかわらず、銀行業の将来やエネルギー供給、国際 金融と世界的リスクなどに関するパネル討論会では、司会者を除いてパ ネリストに女性は含まれていなかった。

インドのビジネスコンサルタント会社インテレキャップの3人の女 性共同創業者のうちの1人、マンジュ・ジョージ氏(29)は「失望して いる。前進につながる話し合いが期待されている。私は人々が関与でき るような討論を好む。何も約束されないような議論は好まない」と語 る。

多様性

シカゴを拠点とするヘルスケアサービス提供会社アクレティブ・ヘ ルスの創業者で最高経営責任者(CEO)のメアリー・トラン氏はイン タビューで「ダボス会議はアイデアや社会的背景の多様性をテーマにし ているのだから、CEOの地位にある女性の参加が促されるべきだ」と 指摘。「人材に関して活発に話し合われ、企業が初歩的な職種で女性と 男性の採用の割合を半々にしても数年後にはこれらの女性は全員どこへ 行ってしまうのだろう」と述べた。

米国では、米誌フォーチュンの500社番付のうち女性が経営する企 業の数は昨年12社と、2010年の15社から減少した。女性取締役の起 用を呼び掛ける団体「30パーセント・クラブ」によると、英国では、 取締役に占める女性の割合は昨年14.9%と、10年の12.5%から上昇 した。

欧州専門職女性ネットワークが10年10月に発表したリポートに よれば、欧州全域では、主要企業300社の取締役に占める女性の割合は 10年に12%と、04年時点の8%から増えた。リポートによると、こ のペースでは、男性と女性の割合が同等になるまでに16年を要すると 予想される。

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