スイス政財界:中銀の為替政策を信頼-ソロス氏は「賢明」と評価

スイスのダボスで開催された 世界経済フォーラム(WEF)年次総会に出席したスイス政財界 の首脳は、総裁が突然辞任したスイス国立銀行(SNB、中央銀 行)が打ち出しているスイス・フランの上限維持に信頼感を示し た。

スイスのビドマーシュルンプフ大統領はダボス会議の会場で 記者団に対し、「SNBは極めて安定した機関だ」と明言。スイス 銀行協会のパトリック・オディエ会長はインタビューで、SNB の「現在の体制を信頼している」と述べた。

SNBのヒルデブランド総裁(当時)は夫人の為替取引に関 する調査を受け、今月9日に辞任。スイスの政策当局者はSNB が1ユーロ=1.20フランをスイス・フランの上限とする方針を堅 持するとあらためて強調している。スイス・フランは一時、昨年 9月以来の高値となったものの上限を下回って推移しており、27 日は1.2065スイスで取引された。

ユーロ圏の債務危機悪化に伴いユーロ売り・フラン買いが進 む中、SNBは昨年9月に上限を設定。ダボス会議に出席した資 産家ジョージ・ソロス氏は、「SNBは上限を維持するのに必要な だけスイス・フランを発行する態勢だ。SNBにとって非常に賢 明な作戦だ」と記者団に語った。

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