民間債権団:ギリシャ債務交渉で週内合意見通し-低金利受け入れか

ギリシャと同国債の民間債権者は週 内に債務交換で合意できるとの見通しを示した。債券保有者は欧州各国 が求めた既発債と交換するギリシャ新発債の一段と低い金利を受け入れ ることを示唆している。

民間債権者を代表してギリシャと交渉を行っている国際金融協会 (IIF)は28日、ユーロ圏財務相会合(ユーログループ)のユンケル 議長(ルクセンブルク首相兼国庫相)が提示した枠組みの下での自主的 な債務交換で双方が合意に「近い」と述べた。電子メールで声明を送付 した。

交渉に詳しい関係者1人は最終合意がまだ成立していないことを理 由に匿名で、債権者がギリシャ30年物新発債の表面利率を平均で最 低3.6%とする案を受け入れる用意があることを明らかにした。

ユンケル議長は24日、債務交換後の同新発債の表面利率につい て、2020年までは3.5%を「かなり下回る」水準に、30年間では4%未 満にすべきだと主張した。事情に詳しい関係者2人によると、民間投資 家側は23日時点で新発30年債の平均表面利率で4.25%前後を望んでい た。同案はギリシャ国債の約69%の減免に相当する。

ギリシャ債保有者は、3カ月前に2000億ユーロ余りの同債の自発的 な50%減免で合意。その後の景気悪化により、ギリシャの債務の対国内 総生産(GDP)比率を2020年までに120%まで引き下げるという目標 の達成は一段と困難になった。

第2次ギリシャ支援

ギリシャ国債保有者との合意は、欧州連合(EU)と国際通貨基金 (IMF)による第2次ギリシャ支援の1300億ユーロ供与と結び付けら れている。ギリシャは3月20日に145億ユーロの国債償還を控えてい る。

IIFは28日の発表資料で、「主要な法律問題とテクニカルな問題 に関する27日の同意に基づき、さらなる進展があった」と説明。EUと IMF、欧州中央銀行(ECB)のいわゆるトロイカとギリシャ政府と の協議に言及し、「他の問題の協議が前進する中で」債務交渉は今週中 に完了する見通しだと表明した。

民間投資家は3500億ユーロ相当のギリシャ国債の約60%を保有。 IIFは450社余りが参加する業界団体。

ギリシャのベニゼロス財務相も28日、最終的な債務交換に関する合 意が今後1週間に成立するだろうと語った。

今後数日間が鍵

同相は今後数日間が次の10年のギリシャを形作るだろうと発言。同 相はトロイカの当局者との会談後に記者団に対し、債務交換に加えて、 「われわれは労働や構造改革、年金問題を解決する必要がある。労働組 合や雇用者との国家的な合意が必要だ」と語った。

ユーロ圏の当局者2人が明らかにしたところによると、ギリシャへ の第2次支援策の条件として、欧州当局者はギリシャの予算決定に直接 介入する計画について議論している。

ギリシャ当局者は28日、同国政府が国家主権に反するとして、計画 を拒否したと語った。ドイツ財務省スポークスマンはこの件についてコ メントしていない。フランス財務省にも取材を試みたがこれまでに返答 はない。

--取材協力:Eleni Chrepa、John Fraher、Maryam Nemazee、Rainer Buergin、Aaron Kirchfeld. Editor: Stephen Kirkland

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