ヘッジファンド商品買い越し、2カ月ぶり高水準-FRB低金利維持で

ヘッジファンドによる商品相場上 昇を見込む買い越しが2カ月ぶりの高水準に増加した。米連邦準備制度 理事会(FRB)が借り入れコストをさらに3年間、低水準で維持する 方針を示したことから、原材料価格の上昇は加速した。

米商品先物取引委員会(CFTC)のデータによると、資産運用会 社による米国の商品18銘柄の先物とオプションの買い越しは24日終 了週に13%増の74万2902枚となった。銅の買い越しは53%増加し 昨年8月以来の高水準に、銀は22%増え9月以来の高水準に達した。 投機家による買い越しは、粗糖や大豆、綿花、金、ガソリン、原油市 場でも増えた。

FRBが最初に政策金利を過去最低水準としたのは2008年12月。 それ以降、11年6月に終了した2回にわたる量的緩和政策を通じて2 兆3000億ドル相当の債券を購入している。この間に商品相場は80% 以上上昇。ドル相場が7週間ぶりの安値まで下げる中、商品24銘柄で 構成されるスタンダード・アンド・プアーズ(S&P)のGSCIスポ ット指数は先週2.2%上昇。その前の週にも0.1%上昇した。

マン・インベストメンツのファンド・オブ・ファンズ部門の新興市 場・商品調査担当責任者、オズバルド・カナボシオ氏(ニューヨーク在 勤)は「FRBが市場に対し金融緩和姿勢を維持する方針を示唆した場 合には常に現物資産への関心が強まる傾向がある」と指摘。「ドル相場 が下落しているため、ドル建て商品の相場はほとんど全て上昇するだろ う」と述べた。同部門の運用資産総額は約112億ドル。

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