【ECB要人発言録】実体経済への流動性流入の証拠ない-ドラギ氏

1月23日から29日までの欧州中 央銀行(ECB)要人らの主な発言は次の通り(記事全文は発言者の 氏名をクリックしてください)。

<1月28日> メルシュ・ルクセンブルク中央銀行総裁(南ドイツ新聞とのインタビ ュー):ユーロ圏が北部と南部に分裂することは政治的に考えられな い。ギリシャのユーロ圏離脱も私のシナリオにはない。

<1月27日> ノボトニー・オーストリア中銀総裁(オーストリア紙プレスとのイン タビュー):借り換えニーズが大きいため、ECBによる次回3年物 オペは1回目と同様の規模で活用されるとみている。新たな流動性が インフレ問題につながることはない。

ドラギ総裁(世界経済フォーラム(WEF)年次総会で講演):(E CB供給の)資金が実際に実体経済へ流れているとの認識があるかと 言えば、そのような証拠はまだ得ていない。政策と効果には時間差が あり、見守る必要がある。

ECBが非常に重大な信用逼迫を阻止したことは確かだ。ユーロ圏の 一部では信用がほぼ正常になっているが、深刻な収縮が起こっている 部分もある。

ゴンサレスパラモ理事(スペインのテレビ局TVEとのインタビュ ー):投資家の心理状態がここ数カ月で改善した。これが元に戻らな いよう政府は行動せねばならない。

ゴンサレスパラモ理事(スペインのテレビ局TVEとのインタビュ ー):欧州の金利は物価安定という目的を確実に達成するために必要 な範囲で上がりもするし下がりもする。われわれは現在の水準が下限 だと約束していない。

<1月25日> クラニェツ・スロベニア中銀総裁(同国誌デモクラツィジャとのイン タビュー):金融市場が閉ざされているためECBは現在、ユーロ圏 諸国の国債を購入しており、今後も続ける。欧州金融市場の機能を維 持すべく、金融政策の伝達を可能にしているだけだ。

<1月24日> プラート理事(ドイツ紙フランクフルター・アルゲマイネ(FAZ) とのインタビュー):ECBは国家に資金提供するものではない。し かし当然ながら、われわれの緊急措置には副次的な影響がある。EC Bの危機対応措置を複数の意味に解釈する理由はない。

ゴンサレスパラモ理事(ブルームバーグ・リンク主催のコンファレン ス):昨年12月以降、市場心理が変わり始めたというのが私の印象だ。 全てがうまく収まりつつある。1つの国だけではなく、ユーロ圏全体 について言える。

ゴンサレスパラモ理事(ブルームバーグ・リンク主催のコンファレン ス):ECBの国債購入は量的緩和(QE)とは全く関係がなく、市 場での過剰なボラティリティ(変動性)の抑制を目標にしている。

前週の発言録はここをクリックしてください。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE