クレディSのデリバティブ債ボーナス、CEOは受け取らず-関係者

スイスの銀行クレディ・スイ ス・グループのブレイディ・ドゥーガン最高経営責任者(CEO)は、 従業員の年末賞与の一部をデリバティブ(金融派生商品)を裏付けと した債券で支払うプランに参加しない。プランについて説明を受けた 複数の関係者が明らかにしたもので、利害相反が起こるのを避けるた めだという。

関係者によると、デービッド・マザーズ最高財務責任者(CFO) と人事責任者のパメラ・トマスグラハム氏もこの債券を受け取らない。 「パートナー・アセット・ファシリティー2(PAF2)」という名 称のこの債券はクレディ・スイスのリスクを減らし資本状況を改善さ せることを目指して組成されている。経営委員会メンバーを含め、P AF2の設計と承認にかかわった従業員は利益相反やその疑いを避け るためこれを受け取らないと、広報担当のマーク・ドッシュ氏は説明 した。詳細は述べなかった。

ベントレー大学ビジネス倫理センター所長のマイケル・ホフマン 氏は、この債券の価値が上がった場合、クレディ・スイスの経営陣は 自分の利益のために行動したように見えてしまうので、受け取るのは 止めようと決めたのだろうと話した。

クレディ・スイスはこの賞与プランを、同行から従業員にリスク を移転する方法と位置付けている。トップ経営陣が参加しないと聞い て一部のバンカーは憤りを感じていると、従業員の1人が述べた。

ドゥーガンCEOは社内文書で従業員らに、PAF2について 「当行の上級幹部への報酬として適切だ」と説明していた。

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