米GDP:第4四半期2.8%増、最終需要は0.8%増に急減速

昨年第4四半期(10-12月) の米経済成長率は予想を下回る伸びだった。消費者は貯蓄を切り崩 す形で支出を増やし、政府も歳出を抑えている。

米商務省が27日に発表した第4四半期の実質国内総生産(G DP、季節調整済み、年率)速報値は前期比2.8%増だった。ブル ームバーグ・ニュースがまとめたエコノミストの予想中央値は3% 増。第3四半期は1.8%増。第4四半期は在庫投資が最大の押し上 げ要因になっており、GDPから在庫を控除した実質最終需要は

0.8%増(前期は3.2%増)へと大幅減速した。

第4四半期の在庫投資額は560億ドル。GDPへの寄与度は

1.94ポイントで、個人消費の1.45ポイントを上回った。

バンク・オブ・アメリカ(BOA)のシニア米国エコノミスト のマイケル・ハンソン氏は、「2012年は予想以上に勢いが失われて いる」と述べ、「所得の伸びは緩やかで、貯蓄率は低下している。 これでは消費者は今後、景気に貢献できなくなる」と指摘した。

2011年の年間GDPは1.7%増と、前年の3%増を1.3ポイ ント下回った。

第4四半期の個人消費は前期比年率2%増、前四半期の1.7%増 からほぼ変わらず。エコノミスト予想では2.4%増が見込まれていた。

価格指数は減速

個人消費支出(PCE)価格指数は0.7%上昇と、前四半期の

2.3%上昇から大きく減速。2010年第2四半期以来の低い伸びだっ た。

第4四半期のインフレ調整後の実質可処分所得は年率0.8%増。 前四半期は1.9%減だった。2011年通年では0.1%減少した。貯 蓄率は3.7%と、2007年第4四半期以来の低い水準に下げた。第 3四半期は3.9%だった。

政府支出は4.6%減少。これで5四半期連続の削減となった。 2011年では2.1%減。1971年以来で最も大幅な支出カットだった。

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