ダボスの花道、「カーテンコール」に臨むアッカーマン氏-影響衰えず

【記者:Aaron Kirchfeld】

1月27日(ブルームバーグ):ドイツ銀行のアッカーマン最高経営 責任者(CEO)にとって、スイスで開催中の世界経済フォーラム(W EF)年次総会(ダボス)会議は、批判を浴びる金融業界の影の最高 実力者としての終演の花道、観客の拍手喝采を浴びる「カーテンコー ル」の場となる。

スイス出身のアッカーマン氏(63)はCEOを務めた10年間でド イツ銀行を第一級の投資銀行に育て上げることに成功し、欧州で最も 傑出したバンカーとなった。一方、規制強化を骨抜きにする金融業界 を挙げての活動を主導し、国際金融協会(IIF)の会長として、ユ ーロ救済を目指すスキームも立案した。

世界の大手金融機関が政治家と国民からの強い逆風に直面する中、 アッカーマン氏はドイツ銀行CEOとIIF会長を4カ月後にいずれ も退任することになるが、多くの投資家やアナリスト、学識経験者は、 同氏が今後とも欧州で最も影響力のあるバンカーの1人であり続ける と指摘する。

メディオバンカのアナリスト、クリストファー・ウィーラー氏(ロ ンドン在勤)は「アッカーマン氏はグローバルバンカーと影の政治的 実力者としての地位を獲得した。鶴の一声で人を動かす権威者であり、 ドイツの銀行の象徴だった。このためドイツ銀行内だけでなく、業界 全体で信じられないほど強大な力が与えられていた」と振り返ってい る。

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