ヘッジファンド運用者、オフ・ブロードウェイの劇場に19億円寄付

ヘッジファンドマネジャーのウィ リアム・アックマン氏が米ニューヨークの民間非営利団体(NPO)、 シグナチャー・シアターに2500万ドル(約19億3000万円)を寄付 した。この寄付を受け、米建築家フランク・ゲーリー氏が設計したこの オフ・ブロードウェイの劇場はアックマン氏の財団にちなんだ名称に変 更する予定だ。

新劇場名は「パーシング・スクエア・シグナチャー・センター」で 31日にオープン予定。9番街と10番街の間の西42丁目に位置し、劇 場3つとリハーサルスタジオ2つ、パブリックスペースを擁する。アッ クマン氏は米ヘッジファンド、パーシング・スクエア・キャピタル・マ ネジメントの創業者で最高経営責任者(CEO)を務める。

シグナチャーのジェームズ・ホートン芸術監督はインタビューで この寄付などにより劇場の作品の初演のチケットを10年間にわたって 25ドルで販売できる見通しだと述べた。その後についても少なくとも 10年間は、値上げの可能性はあるものの「手ごろな」水準で維持する 予定だという。

ホートン氏(53)は「インフレや状況次第だ」とした上で、映画館 で映画を鑑賞しポップコーンと炭酸飲料を買うくらいの水準にチケット 価格を据え置く予定だと語った。

シグナチャーは、1人の脚本家による複数の作品の上演を専門とす る。ホートン氏と俳優でシグナチャーの資金集めキャンペーンの共同会 長を務めるエドワード・ノートン氏は2011年半ばに初めてアックマン 氏に会った。

ホートン氏は「われわれは普段やっていることを説明した。彼は興 味を持ち活気づいた」と振り返る。

ホートン氏と発表資料によると、今回の寄付は、パーシング・スク エア基金から芸術関連のNPO一団体向けのものとしては最高額で、シ グナチャーにとっても一個人あるいは一財団からの寄付としては最高 額。アックマン氏は06年に妻のカレンさんと財団を設立した。

アックマン氏は文書で「素晴らしい劇場へのアクセスを提供する画 期的なプログラムを支援できることに特に満足している。ニューヨーク と演劇界への投資は、将来の世代のために役立つだろう」としている。

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