【テクニカル分析】ポンドが対円で最安値も視野に-基準線防衛が鍵

上田ハーローのシニアアナリスト、 山内俊哉氏は、英ポンドが対円で一目均衡表の基準線が位置する1ポ ンド=119円98銭まで下落する可能性があり、向こう1カ月間では最 安値の112円に水準を切り下げる展開もあり得るとみている。

ポンドは今月25日に一時122円06銭と、昨年12月27日以来の 高値を付け、一目均衡の「雲」に突入。その後は上値を抑えられて、 27日の東京市場では121円17銭まで下押される場面も見られている。

山内氏は、ポンドは対円で雲に入ったものの、下限付近での推移 が続いているとした上で、これまでも雲を上方向に抜け切れていない 経緯を勘案すると、ここで上値が止められる可能性があると分析。目 先の下値めどとしては一目均衡の基準線が意識されるが、「全体的にダ ウントレンド(下落傾向)」だとし、同水準で下げ止まらない場合は、 1月中旬の安値水準にあたる117円台前半まで下落余地が生じると見 込んでいる。

さらに、山内氏は、ポンドが117円台を下抜けると、年初来安値 から高値までの値幅5円程度の「倍返し」が連想されるとし、25日に 付けた1カ月ぶりの高値122円06銭から10円程度の下落もあり得る と予想。1カ月程度の時間をかけて、円が変動相場制に移行した1973 年以降のポンド最安値となる112円までの下押しも考えられるという。

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