NEC株が震災以来の下落率、1万人削減で純損失1000億円-東京市場

NEC株価が約10カ月ぶりの下落 率を記録している。外部の委託先も含め1万人の人員削減を行い、リス トラ負担などで今期(2012年3月期)は1000億円の純損失に転落する との業績予想修正を前日に発表し、売りが加速している。

株価は一時前日比8.9%安と、東日本大震災が響いた昨年3月15日 に記録した25%以来の下落率となった。午前11時17分現在は同12円 (7.1%)安の156円。

26日発表したリストラ策は、昨年末時点のグループ人員の約4%に 当たる5000人を削減するとともに、外部委託先の人員5000人を減らす との内容。実施時期は来期の前半が中心。リストラ負担で今期に400億 円の特別損失が出るが、来期は営業ベースで400億円の増益要因が生じ るという。

ドイツ証券の宮本武郎アナリストは、投資家が今回のリストラ実施 でもNECの業績が回復するか疑問視していると指摘。その上で構造改 革では業態を「IT(情報技術)サービス、通信関連、社会インフラ、 電池などエネルギーの4事業に絞り込むとしているが、撤退する分野を 明言したわけではなく、具体性に欠ける」と評した。

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