景気刺激狙うFRBの低金利政策継続、高リスク投資を促す可能性も

米連邦準備制度理事会(FRB) は低金利政策による景気刺激で米国民を支援しようとしているが、実 際には高利回りを得られるハイリスク投資を促す可能性がある。

連邦公開市場委員会(FOMC)は25日の声明で、経済状況は「少 なくとも2014年遅くまではフェデラルファンド(FF)金利の異例な 低水準を正当化する可能性が高い」との見解を示した。米国の景気や 住宅市場の回復が進まない中、政策金利は2008年12月以降、ゼロ付 近にとどまっている。

このため利回りを求める米国の投資家は、満期や保有債券のデュ レーションを延ばすか、高リスク・高利回りの証券に投資することで 投資収益の追求を続けざるを得ないと、ウェルズ・ファーゴ・アドバ イザーズのディーン・ジャンカンズ最高投資責任者(CIO)は指摘 する。

ジャンカンス氏は「退職者には簡単な答えはない」と述べ、「この 低金利水準で中期の米国債型商品や戦略が無リスクだと考えるべきで はない」と付け加えた。

米国債相場は26日、FRBの低金利政策継続表明を受けて上昇。 5年債利回りは0.79%に低下した。10年債利回りは1.99%、30年債 利回りは3.15%。

金利は上昇も

ハイタワー・アドバイザーズ・トレジャリー・パートナーズのマ ネジング・ディレクター、リチャード・サパースティン氏は、期間長 めの債券を保有するリスクは14年より前でも金利が上昇する可能性 だと述べ、そうなれば投資家は保有債券の価格下落に見舞われると指 摘。米経済が堅調になり、ユーロ圏からの飛び火懸念が後退するシナ リオもあり得るため、債券から株式へのシフトと金利上昇を招きかね ないと分析した。

ウィルミントン・トラストのレックス・メーシーCIOは、向こ う2年は低金利が続くとの観測から、米国債を上回る利回りを提供し ている高利回り債や新興市場債、変動利付債が投資家の関心を引くと 予想した。

-- With assistance from Joseph Ciolli and Caroline Salas Gage in New York. Editors: Rick Levinson, Christine Maurus.

参考画面: 翻訳記事に関する翻訳者への問い合わせ先: 東京 守護 清恵 Kiyoe Shugo +81-3-3201-7499 kshugo@bloomberg.net  Editor: Hiroyuki Nakagawa 記事についての記者への問い合わせ先: Margaret Collins in New York at +1-212-617-8925 or mcollins45@bloomberg.net or Alexis Leondis at +1-212-617-5773 or aleondis@bloomberg.net. 記事に関するエディターへの問い合わせ先: Rick Levinson at +1-212-617-3377 or rlevinson2@bloomberg.net.

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