世界の銀行:イタリア関連の債権23%減らす、フランスも21%-BIS

【記者:Boris Groendahl】

1月27日(ブルームバーグ):国際市場で事業展開する金融機関 は、7-9月(第3四半期)に相互の資金の融通を抑制するとともに、 イタリアやフランス、スペインへの融資や国債の購入も減らしたこと が国際決済銀行(BIS)のデータで明らかになった。一方、ドイツ と日本、米国の国債の保有を積み増す動きも鮮明になった。

BISが24カ国の銀行についてまとめたデータによれば、イタ リア政府関連の国債と融資を中心とする国境を越えた債権額は、7- 9月に23%、677億ドル(約5兆2400億円)相当減少した。フラン ス関連の債権額も21%、スペインは10%それぞれ減った。ブラジル とメキシコ、ポーランドを含む新興市場国関連の債権も減少したが、 ドイツ国債には653億ドル、米国債には772億ドルの資金が流れ込ん だ。

BISは「7-9月は新興諸国の公的部門関連の債権が減少した のとは対照的に先進諸国の公的部門関連のエクスポージャーは4.3% 増えた。米国とドイツ、日本の公的部門に関連する債権の増加が主因 だ」と説明した。

フランスの銀行はイタリア国債の保有高を23%と最も多く減らし た。また、ドイツ国債およびドイツとイタリアの銀行債を含む他の欧 州資産の保有高も全体で28%圧縮した。逆に米国債は413億ドル相 当を買い増した。

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