サムスン電子:10-12月は増益-携帯電話好調、LCD不振補う

アジア最大の家電メーカー、韓 国のサムスン電子の昨年10-12月(第4四半期)決算は前年同期比 で増益となった。携帯電話販売が急増し、液晶表示装置(LCD) パネル事業の減益を相殺した。

同社の27日の発表によると、純利益は4兆ウォン(約2750億 円)となり、前年同期の3兆4200億ウォンを上回った。ブルームバ ーグがまとめたアナリスト28人の予想平均は3兆9900億ウォンだ った。売上高は前年同期比13%増の47兆3000億ウォンと、6日発 表の暫定予算と一致した。

米アップルと競合するスマートフォン(多機能携帯電話)「ギャ ラクシー」が好調で、サムスンの昨年の携帯電話販売台数は3億台 を突破し、過去最高となった。同社はLCD事業の減益を補うため、 さらに携帯電話とタブレット型コンピューターを市場に投入する。 同社の親会社サムスン・グループは今年、過去最大規模の投資を計 画している。

未来アセット・セキュリティーズのソウル在勤アナリスト、キ ム・チャンヨル氏は、「サムスンは何から何まで良い製品ラインをそ ろえている」と述べ、「景気下降は、サムスンの携帯電話売り上げに とって大した問題にならないだろう。最近はサムスンとアップルの 製品だけが売れている」と分析した。

韓国株式市場でサムスンの株価はソウル時間午前11時34分(日 本時間同じ)現在、0.4%高の111万7000ウォン。

25兆ウォンの設備投資

当局への届け出によると、同社は今年、総額25兆ウォンの設備 投資を行う。そのうち半導体事業に15兆ウォン、パネル事業に6兆 6000億ウォンを投じる計画。

この日の発表によると、10-12月期の営業利益は5兆3000 億 ウォン。暫定予算では5兆2000億ウォンだった。

11年通期の純利益は前年比15%減の13兆7000億ウォン。通期 売上高は6.7%増の165兆ウォンとなった。スマホ販売は前期比で 30%増えた。

部門別業績

10-12月期の通信部門の営業利益は前年同期比79%増の2兆 6400億ウォンとなった。ブルームバーグがまとめたアナリスト4人 の予想中央値は2兆8000億ウォンだった。同部門の売上高は52% 増の17兆8200億ウォン。

市場調査会社ストラテジー・アナリティクスが昨年10月に明ら かにしたところによると、サムスンの11年7-9月(第3四半期) のスマホ出荷台数は2780万台と、アップルを抜いて首位に立った。 7-9月のスマホ販売は前年同期比で3倍余りとなり、市場シェア も2倍強に拡大したという。

半導体部門の営業利益は29%増の2兆3100億ウォン。ブルー ムバーグがまとめたアナリスト4人の予想中央値は1兆6000億ウ ォンだった。売上高は9兆1700億ウォン。アナリストは同社が半導 体部門を多角化し携帯機器向けの特殊半導体を手掛けたことが奏功 し、業界全体が下降する中で競合他社を上回る業績を挙げていると 説明した。

テレビ用薄型パネルやコンピューター用モニターを生産するデ ィスプレー部門の営業損益は2200億ウォンの赤字と、前年同期の 1000億ウォンの黒字から悪化した。同部門の売上高は19%増の8兆 5500億ウォン。

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