米BOA:一部投資バンカーの賞与、現金支払い分を制限へ-関係

米銀バンク・オブ・アメリカ( BOA)は、投資銀行部門の一部従業員を対象に基本給を凍結するほ か、賞与の現金支払い分を15万ドル(約1160万円)に制限する方針だ。 事情に詳しい関係者2人が明らかにした。同行は資本の維持に努めてい る。

この問題は社外秘だとして同関係者が匿名で明らかにしたところに よると、現金支払いに上限を課されるのは年末賞与の総額が100万ドル までの従業員で、残りは自社株で支給される。従業員には26日に報酬が 通知され、2月15日から株の一部を売却できるようになるという。

UBSバンカー出身で現在は米管理職紹介会社ホワイトロック・グ ループの社長を務めるグスタボ・ドルフィノ氏は現金支払い分の上限と された15万ドルについて、「支出がこの2-3倍に達しないバンカーな ど考えられない」と述べ、「恐らく超大物バンカーについては特別扱い するだろう。しかし、こうした状況の出口は見えず、椅子取りゲームが 行われると思われる」と指摘した。

最大30億ドルの削減

ウォール街の金融機関は経費削減を目指す中で、報酬の抑制と支払 い方法の変更を一段と積極的に推し進めている。BOAのブライアン・ モイニハン最高経営責任者(CEO、52)は、収益改善計画の一環とし て、投資銀行部門などで最大30億ドルの経費削減を目指す可能性がある と述べている。

複数の関係者が今週明らかにしたところによると、BOAは今月、 投資銀行部門の従業員に対し、前年の水準を平均で25%下回る報酬パッ ケージを覚悟するよう伝えた。関係者1人によると、一部部門の従業員 は30%減少を言い渡され、中には賞与ゼロのマネジングディレクターも いるという。

賞与は通常、現金と株式の組み合わせとなり、株式の一部は最長3 年間売却できない制限が付く。

関係者によると、BOAの標準的な基本給はバイスプレジデントが 約17万5000ドル、ディレクターが25万ドル、マネジングディレクター が40万ドルとみられ、賞与は特に上級職の場合、基本給の数倍になると いう。

これら関係者によると、賞与のうち制限される部分の割合は基本的 に支給総額が高くなるにつれて増え、総額が10万ドル未満の場合は全て 現金で支払われる。10万-24万9999ドルのトレーダーと投資バンカーは 現金で20%、制限付き株式で20%、制限の付かない株式で60%を支給さ れる。

賞与総額が25万-49万9999ドルの場合は現金が18.75%、制限付き 株式が25%、制限の付かない株式が56.25%。50万-99万9999ドルでは 現金15%、制限付き株式40%、制限のない株式が45%だという。シニア マネジャーは約70%が制限付き株式で、残りが現金ないし制限の付かな い株式になる。

BOAの広報担当、ジェシカ・オッペンハイム氏はコメントを控え た。

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