東京金融取:30日にLIBOR6カ月先物上場-新たなヘッジ手段提供

東京金融取引所は30日にユーロ円 LIBOR(ロンドン銀行間取引金利)6カ月先物を上場する。円金 利スワップ市場での新たなヘッジ手段や裁定取引機会を提供する。

金融取はすでに全国銀行協会が公表するユーロ円TIBOR(東 京銀行間取引金利)3カ月先物を上場している。同市場は、短期金利 トレーダーが主要な取引参加者。今回のLIBOR6カ月先物は、1 年超の金利を中心に取り扱うスワップトレーダーを主な取引参加者と 想定している。このため、多様化する需要に応えるとともに、投資家 層が異なるため、両市場は併存できるとしている。

山下伸一市場部長は発表資料で、新商品上場の相乗効果として、 既存のユーロ円TIBOR3カ月先物との裁定取引や、相対取引の店 頭市場の金利スワップなどとの間でも裁定取引が行われるとし、新た な機会を提供することで円金利市場の活性化に寄与したいと指摘した。

東短リサーチの寺田寿明研究員は「LIBOR先物はスワップ市 場に影響するだろう。TIBORよりLIBORの方が海外通貨に連 動する面が強いので、変動しやすく、取引需要が出やすい」と話した。

英国銀行協会(BBA)が公表するユーロ円LIBOR6カ月物 金利を原資産とする先物で、取引単位は1億円、最小変動幅は

0.0025%(0.25ティック)。四半期限月や取引時間は、TIBOR先 物と同じ。

山下氏は、ユーロ円TIBORは、国内金融機関による短期貸し 出しの基準金利として重要な位置付けを占めており、その役割は今後 も変わらないと指摘。その上で、最近はTIBORとLIBORの連 動性が低下していることから、LIBOR6カ月先物に対する取引需 要は高まっていると説明した。

さらに一定以上の流動性を確保するため、値付け取引参加者制度 (マーケットメーカー制度)を導入する。円金利スワップ市場の主要 金融機関の中から、取引所が指定した値付け取引参加者が上場初日か ら参加する予定。

LIBORは、国際金融市場であるロンドンで、指定された複数 の有力銀行から報告された午前11時時点のレートをBBAが集計し、 毎営業日発表している。資金の出し手から提示される平均金利。ドル、 ユーロ、円、スイスフランなどの通貨別で、翌日物から1年物まで15 期間で表示される。約360兆ドルに上る国際金融商品における、資金 調達コストの基準金利となる。特に3カ月物と6カ月物は短期金利の 指標として注目度が高い。

--取材協力:船曳三郎 Editors:Hidenori Yamanaka,Masaru Aoki

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