米フォード:11年通期純利益は98年以来の高水準か、一時的税効果で

米自動車メーカー、フォード・モ ーターが27日発表する2011年通期決算の純利益は一時的な税効果で、 1998年以来の高水準となった可能性がある。一方、10-12月(第4四 半期)については欧州とアジアの弱さが利益に影響したもようだ。

法人税の専門家、ロバート・ウィレンズ氏はフォードの11年通期 純利益が200億ドル(約1兆5500億円)を超えた可能性があると予想。 繰り延べ税資産に関連した約140億ドルの利益が寄与したとみている。 通期ベースの過去最高益は98年の221億ドル。

予想通りなら通期ベースではこれで3年連続の黒字となる。フォ ードは2006-08年に301億ドルの損失を計上。トラックやスポーツ型 多目的車(SUV)の販売急減に加え、米経済が大恐慌以来最悪のリセ ッション(景気後退)に入ったことが響いた。

フォードのブース最高財務責任者(CFO)は10日、アナリスト に対し、10-12月について、欧州市場の悪化とアジア事業を不採算に 陥れたタイの洪水で打撃を受けたと説明。ブルームバーグがまとめたア ナリスト15人の予想平均によると、10-12月の一部項目を除く1株 利益は25セントと、前年同期の30セントを下回ったようだ。

アナリスト5人の予想平均では、11年通期の売上高は1347億ド ルと、10年の1290億ドルから増える見込み。10-12月の売上高に関 するアナリスト4人の予想平均は335億ドル。前年同期は324億ドル だった。

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