メキシコ大統領:欧州に「時限爆弾」-G20に追加資金協力求める

メキシコのカルデロン大統領は、 欧州債務危機がユーロ圏の崩壊や世界の不安定化につながるのを防ぐ ため、20カ国・地域(G20)に対し追加の資金協力を訴えた。

同大統領は26日、世界経済フォーラム(WEF)の年次総会(ダ ボス会議)での演説で、「われわれは欧州に時限爆弾を抱えている。爆 発する前に協力して作動を止めなければならない」と語った。

その上で同大統領は、「ファイアウオール(防火壁)」に資金を投 入すればするほど、長期的には危機対応のコストが小さくなり、イタ リアなどの国が直面する流動性不足が債務返済問題に発展するのを防ぐ だろうとの認識を示した。

カルデロン大統領は、国際通貨基金(IMF)の資金基盤強化に より多くの国の参加を要請。IMFは先週、欧州債務危機の悪化から 世界を守るため、貸し出し能力を最大5000億ドル(約38兆7000億円) 拡充する方針を明らかにした。現在G20の議長国を務めるメキシコの 政策当局はIMFへの協力拡大を呼び掛けている。

同大統領は「封じ込め戦略の失敗は、ユーロ圏崩壊の可能性だけ でなく、他地域でも悲惨な結果を招く経済危機を意味する」と指摘、 「大規模」な支援が必要な支払い能力のない国と共に、「これはG20 メンバー全ての責務だ」と語った。さらに、「イタリアを守るために今 すぐバズーカ砲を使う必要がある」とも述べた。

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